ALGODE2011 延期開催決定について

開催日を延期したALGODE2011シンポジウムについて、組織委員会はこの2ヶ月間安全な延期開催時期について慎重に検討してまいりましたが、このたび一部のプログラムに変更はありますが、予定通りの会場で11月13日~14日に開催することを決定しご連絡をすることにしました。

日本は今も未曾有の大災害と立ち向かっています。被災地における被害は甚大で、我が国の産業と経済への影響は大きいでしょう。原子力発電所の事故は将来へ続く重要な課題を明確にしました。しかし不幸中の幸いながら首都東京は直接的な被害からはほとんど逃れ、都市機能としては現在では全く以前と変わらない状態に復旧しています。今は国外からの様々な支援に報い、それぞれの分野がなすべき事を力強く前進させることで、前向きにこの危機を乗り越える活動を発信すべき時だと考えます。そして同時に、建築技術、都市計画、情報技術などの分野に於いても、この経験から再考された新たな認識を元に様々な議論できる貴重な機会であるとも考えています。こうした認識をもとに大きく3つの点に関してプログラムを改編し開催することとします。

1 災害対策に関するアルゴリズミックデザインの役割に関する特別セッション創設
2 講演内容のオンライン配信(ユーストリーム)と遠隔講演(スカイプ)の許可
3 災害用仮設建築をテーマにしたAAST学生ワークショップの成果発表の追加

詳細は改めてウェブにて発表しますが、参加のご予定をご準備ください。また遠隔講演希望の方は組織委員会にメールでご連絡ください。
時期が大きくずれ込んだために不都合が生じる参加者の皆さんには大変申し訳ありませんが、でき得る限りこのシンポジウムの目指した、この先進的かつ実践的な分野の国際的なコミュニケーションを促進への努力をしたいと考えます。皆様のご参加を心から御持ちしております

ALGODE2011 組織委員会
池田靖史
2011年6月24日