地震防災総合研究特別調査委員会(第V期)

(第4回) 議 事 録 


A.日  時  2002年6月14日(金)14時00分〜16時00分
B.場  所  建築学会304会議室
C.出席者  委員長:直井英雄君
         幹 事:濱田信義君 高見沢実君
         委 員:小谷俊介君 古瀬 敏君 鈴木 有君  峰政克義君
                                                 (記録:鴫原 毅)

D.提出資料
 資料No.04-1 地震防災総合研究特別研究委員会議事録案(第V期)第3回
 資料No.04-2 危険度・耐震安全性能評価小委員会議事録(案)(第6回)
 資料No.04-3 都市防災・復興方策検討小委員会第2回公開研究会プログラム
      ・「震災復興初期段階の専門家による支援のあり方をめぐって」第2回公開研究会
        報告資料集
 資料No.04-4 平成14年度科学研究費補助金研究成果公開促進費「研究成果公開発表(B)
        交付申請書
 資料No.04-5 大都市大震災軽減化特別プロジェクトの実施機関の募集について
 資料No.04-6 日本建築学会「災害発生から復興に至る学会行動計画の策定」特別委員会の状況 
       について報告
      ・日本建築学会「災害発生から復興に至る学会行動計画の策定」委員会報告書(た 
       たき台)
 資料No.04-7 第7回「震災対策技術展2003」実施に伴う同時開催会議について(依頼)
                      (神戸国際観光コンベンション協会より依頼)
 資料No.04-8 地震防災総合研究特別研究委員会ホームページ一覧
 
E.審議事項
1. 地震防災総合研究特別研究委員会議事録案(第V期)第3回確認(資料No.04-1)
事務局より資料No.04-1に基づき、前回議事録案の確認を行った。

2. 各小委員会活動報告
1) 危険度・耐震安全性能評価小委員会(幹事 濱田信義)(資料No.04-2)
資料No.04-2に基づき濱田幹事より報告がなされた。
・「耐震メニュー2001」の改善案について継続的に総合討議を行っている。次回以降も改善案 
 に関する意見を求めることとしている。
2)都市防災・復興方策検討小委員会(主査 高見沢実)(資料No.04-3)
  資料No.04-3に基づき高見沢主査より以下の報告がなされた。
・第1回公開研究会「被災直後の被害調査のあり方をめぐって」(2002.3.25)の開催に引き続 
 き、第2回「震災復興初期段階の専門家による支援のあり方をめぐって」(2002.6.7)を開 
 催した。
・今回の内容は実際にまちづくりに関わった方々からの報告を受けた。とくに中野弁護士(東 京法律相
 談連絡協議会自治体部会長)から、災害時の法律相談体制の取り組みについて報告がなされたが、
 弁護士会の積極的な支援体制が整えつつある報告があった。
3)防災改善推進方策小委員会(主査 古瀬 敏)
  古瀬主査より、各WG活動について報告がなされた。
 ・小委員会の全体開催はしてないが、社会支援システムWG、危険度評価システムWGは活動 
  している。木造密集WGは未だ活動が開始されていないため早急に活動に入る旨報告された。

3.大都市大震災軽減化特別プロジェクトの実施機関の募集について(資料No.04-5)
  平成14年度文部科学省研究開発局「大都市大震災軽減化特別プロジェクト」募集要項の紹 
  介を行った。サブ研究の課題は本委員会にも関連があるのではないということであったが、 
  サブ研究チームは確定してることもあり、本委員会からは応募しないこととした。

4.平成14年度科学研究費補助金「研究成果公開発表(B)」)交付申請書結果
                                   (資料No.04-4)
  事務局より、兼ねて申請中だった、「地震情報の正しい理解」と「地震災害の軽減」(危険度・ 
  総合耐震安全性小委員会)(64万)及び、「大地震を想定した都市防災・復興方策を考える」 
  (都市防災・復興方策検討小委員会)(56万)のシンポジウム2企画について交付内定となっ 
  た旨報告を行った。

5.日本建築学会「災害発生から復興に至る学会行動計画の策定」特別調査委員会について
                                   (資料No.04-6)
  高見沢幹事より、資料No.04-6に基づいて以下の報告がなされた。
・「災害発生から復興に至る学会行動計画の策定」特別調査委員会は、企画運営委員会のもと副 
 会長友澤教授委員長で設置された。この委員会の目的は、災害発生時から復興に至るまでの 
 学会として行動計画書を作成し報告書にまとめるものである。既に学会では、災害委員会が 
 災害発生時の調査活動についてはまとめられている。
 ・3回ほどコアメンバーによる準備会を開催し、いざ災害時が発生した場合に学会としてどの 
  ような行動を起こすべきか等に検討した。それらの検討を踏まえ報告書のためのレジメを作 
  成した。
 ・目次案は幹事グループで作成したたたき台で未審議である。
 ・次回7月8日に第1回の全体委員会を開催し、報告書原案を検討することになっている。
  当委員会にも関係が深く、委員も当委員会から数名参画願うことになる。
 ・なお本委員会とも関連が深いので、今後は協力が必要となる。

6.2003年度本委員会最終年度に向けて
 直井委員長より、本特別委員会が2年目に入り、最終年度(2004年3月)の取りまとめをどのよ 
 うにするか検討願いたい旨提案がなされた。
(1) 本委員会中間報告会開催及び2003年度大会への発表について
 ・2003年3月17日又は19日に建築会館ホールで各小委員会の活動報告会を開催する。
 ・各小委員会の活動報告を受け、2003年度大会(東海/中部大学/2003.9.5-6)で研究協議 
  会を実施、最終年度報告のための意見を聞く。
 ・最終年度報告の取りまとめについては、各小委員会主査で検討願う。

(2)第7回「震災対策技術展」関連講演会への参加について(資料No.04-7)
 ・本年1月に横浜国際平和会場で開催された講演会は市民向けとして盛況であったことから、 
  引き続き来年も参加することとした。参加については横浜だけでなく、神戸も同一企画で 
  参加することとした。
 ・神戸会場 2003年1月30日(木)、31日(金)
 ・横浜会場 2003年2月8日(木)、9日(金)
 なお、参加日程については、各小委員会主査で調整願う。

7.地震防災本委員会関係ホームページ紹介(資料No.04-8)
  本委員会及び各小委員会ホームページが立ち上がっている旨紹介された。
  ホームページ:http://news-sv.aij.or.jp/bousai/

8.次回開催
    日 時:2002年10月2日(水)14:00〜16:00
    場 所:建築学会会議室
    議 題:1)活動報告実施についての企画
        2)大会協議会への参加について
        3)最終年度の報告について
        4)一般市民向けの企画について
        5)その他