地震防災総合研究特別調査委員会(第V期)

(第9回)議 事 録 (案)


A.日 時  2003年8月12日(火)14時00分〜15時40分
B.場 所  建築学会305会議室
C.出席者  委員長:直井英雄君
       幹 事:翠川三郎君 古瀬 敏君 濱田信義君
       委 員:峰政克義君 鈴木 有君
       オブザバー 片岡俊一君 飯田直彦君 山根尚志君 松本光平君
                               (記録:事務局 鴫原毅)
D.提出資料
 資料No.09-1 地震防災総合研究特別研究委員会議事録案(第V期)第8回
 資料No.09-2 危険度・耐震安全性能評価小委員会議事録(案)(第13回、第14回)
 資料No.09-3 都市防災・復興方策検討小委員会議事録(案)(第7回)
       ・第6回公開研究会「事前・事後の防災・復興都市計画」
 資料No.09-4 防災改善推進方策検討小委員会開催記録
       ・対策支援社会システムミニシンポジウム企画案
 資料No.09-5 地震防災に関する総合的な対策の確立に向けて
       −地震防災総合研究特別調査委員会活動報告−資料集
 資料No.09-6 兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)から10年−学会としての対応(案)

E.審議事項
1.地震防災総合研究特別調査委員会議事録案(第V期)第8回確認(資料No.09-1)
  前回議事録案を一部修正のうえ承認した。

2.各小委員会活動報告
 1)危険度・耐震安全性能評価小委員会(主査 翠川三郎)(資料No.09-2)
翠川主査より以下の報告がなされた。(資料No.09-2)
 ・「耐震メニュー2001」の見直しについて継続的な議論を行っているが、最終年度に向けて
  報告書の取りまとめ担当者案(第1章〜第5章)の検討を行った。報告書は30〜40頁とし、来年3月迄にまとめたい。
 2)都市防災・復興方策検討小委員会(主査 高見沢実)(資料No.09-3)
高見沢主査欠席のため、提出された資料09-3より事務局から報告を行った。
・ 小委員会の3年間のまとめについては、7回分の公開研究会資料を成果としてまとめたい。
・ 第6回公開研究会は、科学研究費補助金を受け10月31日に「事前・事後の防災・復興都市計画」を開催する。
 3)防災改善推進方策小委員会(主査 古瀬 敏)(資料No.09-4)
  古瀬主査より小委員会活動について以下の報告がなされた。(資料No.09-4)
・WG2の廃止について手続き上の手違いがあり、WG2委員より異議があった。廃止の理由については、前回本委員会(第8回本委員会議事録)でご報告申し上げたとおりである。
・WG1については、資料09-4支援対策社会システムミニシンポジウムを企画しその成果を取りまとめたい。
・WG3については、4つ位の具体的な提言を検討している。大会協議会での検討を踏まえ、まとめていきたい。

3.2003年度東海大会協議会「地震防災に関する総合的な対策の確立に向けて」について
                                    (資料No.09-5)
 全体のプログラムについて確認を行った結果、以下の変更をすることとした。
・司会西川先生から、直井委員長に変更、記録池田先生は当日出席出来ないこととなり、都立大
学饗庭先生に依頼をする。(事務局)
・各配分時間は、主題解説毎の持ち時間内に収める。
引き続き、各発表者から資料9-5から発表概要について報告がなされた。
なお、パワーポイント原稿は一括事務局取りまとめ、記録の片岡先生に会場へ持参願うこととし
た。

4.本委員会最終年度に向けて
 委員長より、
・本委員会の最終年度に向けたまとめについては、大会研究協議会以後、具体的な検討をする。
 各小委員会主査のもと、各小委員会がどのような報告とするか骨子を提案願うこととする。
 また、本委員会の報告としては、
   1) フルレポート報告書(各小委員会活動報告)
   2) 提言
とし、来年3月理事会提出を目標に作業に入ることとする。なお次回は各小委員会より提言のポイントを提案願うこととした。

5.兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)から10年−学会としての対応(案)資料No.09-6 
事務局から資料09-6に基づき、兵庫県南部地震から10年を迎えるにあたって(2005年1月)学会としても節目の区切りをつける何らかの対応が必要でないかとの提案を行った。
関連して各委員より以下の意見があった。
・一連の地震防災総合研究は特別委員会として総括的なまとめが出来るので、あらためてまとめの作業を行う必要はないのではないか。
・兵庫県南部地震10年目の対応については、地震防災の委員会が主となるのではなく、学会として総括するもので、会長声明のような形でとりまとめるのがよい。一つの委員会が主となると関わった常置委員会との関係がでて大変である。まったく別組織を立ち上げまとめるべき。
・内向けには地震防災委員会としての一連のまとめができる。外向けに対して学会全体としてどうすべきか決めないといけない。
・イベント的な事業は10年ということで神戸をはじめ各団体もその企画があろう。そういうところとの連携も必要。例えば、NHKなども企画するであろうからタイアップして共同企画にすするとか。スケールの大きなイベントにすべき。
・シンポジウム、講演会は今までに実施してきた。その成果は今回のまとめに反映させることになる。
・記念刊行物を出すということも考えられるが、これも常置委員会との関連がでてうまくいかなくなる可能性がある。
・いずれにしても学会として節目の区切りをつけておくことは必要で賛成。
以上の結果、本委員会として協力することには賛成だが、本委員会が主体的になるのではなく、学会全体として取り組むべき対応である。とした。

6.次回開催について:
    日 時:2003年10月21日(火)14:00〜16:00
    場 所:建築学会会議室
    議 題:1)各小委員会活動報告
        2)最終報告まとめの検討(各小委員会からの提言レポート提出)
        3)その他