日本建築学会北陸支部広報誌 Ah!36号


2009年「親と子の都市と建築講座」新潟 実施報告

五十嵐由利子
(新潟大学教育学部 教授/親と子の建築講座実行委員会 実行委員長)



図1 講座1の実施風景


図2 講座1で制作された作品


図3 講座2の実施風景と作品


図4 講座3の実施風景


講座1:「空き箱で夢の教室を作ろう」

○日時 2009年6月28日(日) 10時〜12時
○講師 高橋 和真氏(パッケージクラフト作家)
○会場 新潟県立自然科学館
○参加人数等
    子ども:43人、大人:33人 (親子の組数:30組)
    スタッフ 12人
    *合計:88人
○講座内容
参加者一人一人(または親子で)が空き箱と段ボールを使って夢の教室を制作し、最後にみんなの教室を合体させて「夢の学校」を組み立てた。また、校歌・校章の案を作った。事後に、講師の先生がみんなの案をまとめて「夢の学校」の校歌・校章を作成し、後日、参加者に送付した。
○写真(別紙)



講座2:「とび出すカードでイスや家を作る」

○日時 2009年10月18日(日) 10時〜12時
○講師 木原 隆明氏(実行委員)
○会場 長岡造形大学講義室
○参加人数等
    子ども:20人、大人:15人 (親子の組数:13組)
    スタッフ:10人
    *合計:45人
○講座内容
本講座は長岡デザインフェア2009参加事業として開催した。 1枚の紙に切り込みを入れ、折るだけで立体的なカードを作ることができる折り紙建築についてそのおもしろさに気づいてもらうため、最初にダイカットされた煙突のある家を折った。そして実際に、はさみやカッターを使って、階段、お面、イスの基本形をつくり、さらにそれをもとにオリジナルなイスをつくった。
○写真(別紙)



講座3:「あじろで工作」

○日時 2009年11月3日(月) 9時〜12時半
○講師 巽 登志夫氏(木材研究家)
○会場 胎内市産業文化会館
○参加人数等
    子ども:31人、大人:17人 (親子の組数:17組)
    スタッフ:26人
    *合計:74人
○講座内容
本講座は胎内市生涯学習フェスティバル参加事業として開催した。最初に、木材の性質についての説明があり、その後、様々な木材を薄く切ったものに触ったり、匂いをかいだりした。そして、木材の薄片を使って格子やあじろに編む方法を学び、参加者は好きな材料を使って、板状に編んだものやそれを丸めた物入れなどオリジナルな作品を作った。
○写真(別紙)