北陸支部大会研究発表 若手優秀プレゼンテーション賞の受賞にあたって
発表題目：
「木質系住宅の耐力壁および床の耐震性能に関する
事例検討研究」
高石 唯美
（新潟工科大学大学院自然・社会環境システム工学専攻1年）
図1 重心Ｗと剛心のズレにより
ねじれが生じる
表1 ねじれ補正係数Ceを設定した
計算条件
図2 方向ごとの充足率（計算条件1）
図3 方向ごとの充足率（計算条件2）
在来木造住宅の壁や床についての耐震性能は、大工職人の経験と知識を踏まえ建築基準法や品確法などが定められていますが構造計算による検証はより精緻とされています。しかし4号物件であれば構造計算は不要とされています。そこで4号物件に対して構造計算を行い検証しました。また構造計算は正確であるとされていていますが日本住宅・木材技術センターが編集した計算の一部に略算的な検証があることからこの可否も検討しました。その結果、床と壁の検定の値に影響することがわかりました。
プレゼンテーションをする際に注意したことはどう伝えやすくするかです。数式や専門用語を正しく伝えるため、発表の仕方を工夫するとともに教授や先輩に練習を見ていただき訂正や表現の仕方の指導をしていただきました。また声についても注意しました。声を大きく、はっきりとすることでプレゼンテーションを印象強く、聞きやすくできたのではないかと思います。今回このような賞をいただくことができ今までの努力が認められ大変嬉しく思うと同時にこれからの研究もさらに精進していきたいと思います。