この度若手プレゼンテーション賞に選出させていただき、誠に喜ばしく光栄に感じております。
本研究は、災害後に早期に操業を再開できる仕組みである事業継続に必要不可欠な復旧期間予測の簡易評価に関するものであり、2つの内容で構成されています。はじめに2つの簡易評価法の考え方および方法を提案し、それらの計算精度について論じました。ある条件下では、これら2つの評価法の結果は厳密解と良好に一致しました(図2,3)。次に一般工場を模擬した生産施設(図4)を対象とした地震時の復旧期間の推定結果について示し、2つの評価法の差異、復旧要員数の多少と復旧期間の関係等について定量的に評価しました。
プレゼンテーションについては、特にスライドの見せ方と発表態度に注意しました。スライドは写真や図を多用し、図の説明に時間をかけるようにしました。発表態度は、原稿を見ずに発表することは当然のことながら、分かりやすい単語の使用の徹底と、聴衆の目を見ながらの説明を心掛けました。発表当日まで、指導教員やゼミ生に発表練習を見て頂き、注意を受け、改善し、発表練習を行う、これを4回繰り返しました。
本研究を進めてこられた指導教員および諸先輩方、発表練習に際し建設的な助言を頂いた研究室の皆様にこの場を借りて感謝致します。今回の受賞を励みに、今後の研究に精進していきたいと思います。
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