日本建築学会北陸支部広報誌 Ah!40号

■北陸支部活動報告

Web広報誌AH!の発行について



下川 雄一 (日本建築学会北陸支部広報部会長・金沢工業大学)



 日本建築学会北陸支部広報部会では、北陸支部5県の建築分野に関わる様々な情報を共有・発信するため、平成6年からAH!という広報誌を継続的に発行してきています。どこかでご覧になられたことがある方も多いと思いますが、当初は紙媒体での発行、そして第18号(2000年5月発行)から紙媒体と支部ホームページでのPDF版公開とを併用し、その後、第32号(2008年7月発行)からWeb版のみに切り替える形で発行を続けて参りました。創刊時のポリシーを十分に受け継げているかは少々不安に感じるところではありますが、建築学会北陸支部会員、さらには関係諸氏に北陸エリア内での様々な活動や状況を活発にお伝えできればと思っております。

 さて、今回40号を迎えるにあたり、広報部会内で議論をした結果、これまでの年2回の発刊から年4回の発刊へ切り替えさせていただくことになりました。ほとんどの方がご存知ないと思いますので、この場をお借りして皆様へお知らせさせていただきます。主な理由としては「もっとタイムリーに情報を伝えるべきである」ということが挙げられます。これまでは年2回であったため、時には寄稿から発刊まで3ヶ月近くかかることもありました。鉄を熱いうちに打つのと同様に、Web版であるメリットを生かす意味でも、編集のスピードアップを図り、よりタイムリーに話題提供していくことを意図しました。編集の都合上、1号あたりのコンテンツのボリュームは減らさざるを得ませんが、寄稿者にとっても読者にとっても意味のある切り替えかと思いますので、ご理解いただければ幸いです。

 上記と関連して、もう1点広報部会で議論したことがあります。それは、産学もしくは民学の架け橋の役割を北陸支部ホームページ、そしてこのAH!がどれだけ担えるかということです。ホームページ開設当時(2002年)、60団体以上あった賛助会員数も景気の低迷とともに現在では10団体程度に減りました。ここで敢えてこういう情報をお出しするのは、決して賛助会員を募りたいということではなく、こういう時代だからこそ、北陸支部がより元気になっていくために、より多くの皆さんにこのホームページやAH!という媒体を有効活用していただきたいという思いからです。AH!には、会員でない方からの寄稿文やインタビュー記事なども多く盛り込まれています。大学関係者が多い北陸支部の会員にとってはそのような記事は非常に新鮮です。また逆に、北陸支部内の様々な活動を会員外の多くの皆さんにお届けし、興味を持っていただければと願っております。

 そのような訳で、会員であるなしに関わらず、“今伝えたいこと”をお持ちの方はぜひAH!にご寄稿をお願いいたします。現在、北陸支部広報部会は下記のように5県の各支所の委員で構成されています。寄稿についてお問い合わせは、最寄りの委員もしくは末尾の北陸支部事務局までお気軽にご連絡ください。今後ともWeb広報誌AH!をよろしくお願い申し上げます。

【2012年度北陸支部広報部会委員】
福井支所:内村雄二(福井工業大学建築生活環境学科)
石川支所:山岸邦彰(金沢工業大学環境・建築学部建築学科)
富山支所:生瀬吉美(富山クリエイティブ専門学校)
長野支所:梅干野成央(信州大学工学部建築学科)
新潟支所:澤田雅浩(長岡造形大学建築・環境デザイン学科)

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