ワーキンググループ概要

日本建築学会情報システム技術委員会内空間生命化デザインワーキンググループ(以下、WGと略す)は、2007年から活動を開始しています。

本研究ワーキンググループでは、情報システム技術が社会のなかで普及する背景を踏まえながら、今後、情報システム技術が諸技術と連携して、よりよい生活環境を創造するひとつの在り方として、「空間生命化」を位置付けています。

最初の問題認識は、情報システム技術が建築空間内に当たり前のように入り込んできた今日、どのように情報システム技術を建築空間のデザインに位置づけるか、というところから始まっりました。しかし、実際にこの問題について討論していくうちに、情報システム技術の建築分野への応用は、建築分野だけでなくロボティクス、知能情報など建築と工学の各専門分野を横断的にまたがることがわかってきました。

従って、本研究WGの委員メンバーは、それぞれ異なる専門のバックグラウンドを持っています。そのため毎回行われるWGでは、普段触れることが少ない異なる分野での事例などが紹介され、刺激的で活発な情報交換と議論を繰り返し、活動を展開しています。

活動履歴

2007年度日本建築学会九州大会

「空間生命化と都市・建築の未来」と題し、情報システム技術部門のパネルディスカッション(以下。PD略す)を企画・実施。

2008年のワークショップ

空間生命化デザインWG第1期(2007年4月~2009年3月)のひとつの区切りとして、これまで蓄積した各専門分野からみた空間生命化デザインについての事例や考察を発表するとともに、大学や企業から講師をお招きし、「空間生命化デザイン」の未来について、討議しました。 その中で空間生命化の定義や評価軸を明確にする必要性がある、という重要な問題意識が浮かび上がった。

第2期(2009年4月~2011年3月)

「空間生命化デザイン」を特に建築空間に対象を絞って、事例スタディや概念構築を掘り下げながら、「空間生命化デザイン」の定義および評価軸を明らかにする作業を進めました。

2010年3月には公開型のシンポジウム

「生命」の捉え方や「空間生命化デザイン」の評価軸において、その後の活動に影響を及ぼす重要な知見を得ることができた。

第3期 (2011年4月〜)

2011年度日本建築学会大会(関東)でPDを再び企画・実施

メンバー

主 査渡邊 朗子東京電機大学
幹 事清水 友理大成建設(株)
委 員朝山 秀一東京電機大学
長瀧 慶明大成建設(株)
廣瀬 啓一清水建設(株)
協力委員石川 敦雄(株)竹中工務店
伊藤 隆広慶應義塾大学
児玉 哲彦慶應義塾大学
山本 尚明パナソニック(株)
山崎 薫(株)スパーズ
藤田 一樹東京電機大学