2000年 11月 6日
作成者:小島隆矢
1.名 称 英文名称は Working Group onを付記 |
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英 文 名 称 |
Working Group on A Collection of Psychological Scales |
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2.所属本委員会 (所属小委員会) |
環境工学本委員会 (環境心理生理小委員会) |
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3.設 置 期 間 (2年以内) |
2001年 4月 〜 2003 年 3月 |
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4.設 置 目 的 |
(具体的な目標) 学術研究あるいは実務における多くの環境心理調査では、各事例または研究者ごとに個別の方法で調査が実施されている。そのため、調査の設計には多大な労力とコストを費やすことが必要であり、質の悪い調査を行ってしまうリスクも大きい。さらに、成果の蓄積、事例間の比較が難しいという問題もある。 そこで、目的に応じたリーズナブルな設問群がリストアップされており、その使い方とともにまとめられた資料「環境心理尺度ファイル(仮称)」を作成し、この分野の研究の発展に貢献することを本WGの設置目的とする。 |
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5.委員会の位置付け |
(学会に設置する必要性、緊急性、新規性及び委員会の性格) 地域環境に関する住民意識調査、施設に関する利用者満足度調査など、実務において調査に対する潜在的なニーズはあるが、調査の設計・分析の敷居の高さから、実施に踏み切れない場合や実施したが有用な情報は得られない場合が多いのが現状である。学術研究においても、項目設計のための予備調査に力を注ぎ、本来の問題意識に取り組む前に終わってしまう卒論・修論が後をたたない。 一方、学会に発表される論文等によれば、よく検討されている尺度を個人的に使い続けている研究者も少なくないので、それらを検討し、使用可能な形で世に提供することは、本学会の責務であると考える。 |
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6.委員会の構成 (確定している委員予定者のリストを別途添付する) |
(委員構成の考え方、分野別構成、地域性、公募制等) 地域環境、住居、POE、都市景観、音環境など、環境心理生理分野にて扱われる様々なテーマの調査に関して、本WGの成果物である「環境心理尺度ファイル」に収録する尺度の候補となる設問群を作成・使用して研究を実施している研究者、それぞれの分野の調査法に精通している研究者によって委員会を構成する。 現時点では別紙の 名が委員予定者であるが、必要に応じて対象分野・委員を拡充する。公募による委員拡充も視野に入れている。 |
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7.活 動 計 画 |
(活動の具体的方法、内容) 初年度: 分担して文献調査、ヒアリング調査などを行い、成果物である「環境心理尺度ファイル」の対象とする調査テーマ、および候補となる尺度をリストアップする。リストアップされた尺度については、目的、用途、集計・分析法、信頼性、妥当性、適用範囲、使用上の注意などを整理する。 2年度: 初年度の検討の結果を反映して、小冊子「環境心理尺度ファイル」を作成する。 |
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8.期待される成果 と公表方法 |
(内容と公表形態) 本WGの設置期間である2年間の成果としては、小冊子あるいはインターネット上で閲覧できる形式の資料として「環境心理尺度ファイル」を作成することを目標として活動を行う。 成果物に対する需要が大きい場合、刊行委員会に移行し、市販図書としての出版を企画することも視野に入れている。 |
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9.設置を予定する SWG |
(名 称) 特になし |
(設置期間) |
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委員予定者リスト
1.小島 隆矢 (建設省建築研究所) …主査
2.若林 直子 (生活環境NPOあくと) …幹事
3.宗方 淳 (東京大学)
4.高橋 正樹 (千葉大学)
5.川井 啓二 (熊本大学)
6.室 恵子 (東京都立大学)
7.橋本 修左 (武蔵野女子大学)