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>>シンポジウムの記録(作成:芝浦工業大学 三浦昌生研究室)
シンポジウムの主旨および内容
商業地域は都市計画法に基づく用途地域の一つであり、商業・業務の利便性を増進させるために定められる。商業地域では容積率の最高限度が高く、それに加えて建築基準法上の日影規制が適用されないため高層建築が建てられやすい。このため、マンションの南側に新たなマンション建設計画が持ち上がると、もとから建っているマンションの住民が反対運動を起こすという事態が多発している。しかし、マンションの建て主側は法律に従って計画しているという理由から、住民が要求する計画変更に応じないケースも多い。 商業地域に建つマンションのこうした日照問題を解決する道を模索することは緊急の課題である。一方、この問題にはさまざまな側面があるのも事実である。実際的な解決策を見出すためには、この問題に様々な立場から係わっている関係者の連携が欠かせない。そうした取り組みの第一歩としてこのシンポジウムでは「商業地域に建つマンションに日照は必要か」という問題提起をもと、建築学会の環境工学分野の研究者が中心となって討論を行い、この問題の現状分析と将来への提言をめざすものである。 このシンポジウムの開催をきっかけとして、商業地域に建つマンションの日照問題の具体的な解決に向けて研究成果が早急に集約されるとともに、この問題に対する社会的関心が喚起されることを期待する。 <主催> 日本建築学会環境工学委員会 環境設計小委員会+光環境小委員会 日 時 9月9日(火)午後1時30分〜4時30分 |