光環境デザインWGシンポジウム「光と建築デザイン」
第1回 「小嶋一浩の光の世界を考える」
光は建築デザインにとって重要なアイテムである。ところが、光を積極的にデザインに取り込む建築家と、光の物理、心理、評価を扱う研究者が、共に関心を寄せる「光」について語り合う場は、これまでほとんどなかった。本シンポジウムでは、専門や知識背景にとらわれず、光に関心を寄せる者同士が集まり、建築における「光」のとらえ方や考え方について率直に語り合いたい。
第1回は、建築家の小嶋一浩氏(C+Aパートナー、東京理科大学)を迎え、その光の世界を考える。 まず、小嶋一浩氏に、作品紹介を通して「光」をどのようにとらえ設計しているかを報告していただく。
次に、パネラーによるディスカッションに向けた論点のフォーカシングを行う。まず、(1)光のモデリングとシミュレーションの関係、および現在のシミュレーション手法を利用する可能性が考察され、次に、(2)インタビューより捉えた小嶋一浩氏の光の分類視点と、それらと光の物理量との関係が考察され、最後に、(3)様々な光の分類視点の可能性と、それらのデザイン上の特徴が考察される。
これらのパネラーから提示された論点に、会場からの声も加え、小嶋一浩氏の光の世界を総合的にディスカスする。
建築設計に携わる実務者や研究者はもとより、光に関心を持つ学生の方々に多く参加していただき、積極的な議論が行われればと思う。
主催 日本建築学会光環境デザインWG
日時:2001年11月20日(火) 既に終了済み!
会場:建築学会ホール(港区芝5-26-20)
プログラム
1. 趣旨説明 中村芳樹(東京工業大学)
2. 講演 小嶋一浩(C+Aパートナー、東京理科大学)
3. パネラーによるディスカッションに向けたフォーカシング
鈴木広隆(大阪市立大学)
中村芳樹(東京工業大学)
石井大五(フューチャースケープ建築設計事務所代表)
4. ディスカッション
司会:小泉隆(九州産業大学)