光環境小委員会シンポジウム
「光環境研究のこれからの課題(2003)」

光環境小委員会では、1999年11月に「光環境研究のこれからの課題」と称するシンポジウムを行い、活動の方向性について議論を行った。それから3年が経過した現在、個々の研究レベルでは注目に値するものも見受けられるものの、研究分野全体として見たときにはむしろ一体感は希薄で、3年前の危機的状況を乗り越えたとはいえない。その一つの原因として、光環境分野の各研究グループのコミュニケーションが不足しており、共有すべき価値感が見出せず、有機的なつながりがないということにあると思う。そこで、本シンポジウムでは、各グループの代表者の意見交換を行い、光環境研究分野が今後どうあるべきかを改めて議論していきたい。

主催 環境工学委員会光環境小委員会

日時 2003年3月4日(火)14:00〜17:00  既に終了!

会場 建築会館会議室


主旨説明・司会  平手小太郎(光環境小委員会主査/東京大学)

資料目次

・光環境の性能評価と建築基準に関する研究の現状
   大井尚行(九州芸術工科大学)、宗方淳(東京大学)
・建築色彩に関するWG活動の概要
   石田泰一郎(京都大学)     
・建築の色彩設計WG
   槙究(実践女子大学)
・「色彩と明視性」SWGの活動
   井上容子(奈良女子大学:次期主査)
・光環境デザインWGの活動
   中村芳樹(東京工業大学)
・昼光シミュレーションプログラム(SimDayLight)と昼光光源データ
   上谷芳昭(京都大学)
・光環境研究のこれからの課題-昼光利用計画WGの活動-
   鈴木広隆(大阪市立大学)
・オフィスの昼光利用SWG
   岩田利枝(東海大学)、戸倉三和子((独)建築研究所)、望月悦子(東海大学)