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MessageType: 意見
Username: 是枝潔
UserAff: 九州大学工学部建築学科
UserEmail:
日付: 99/08/07
時刻: 23:01:48
リモート名: 202.211.163.57
広げて考えると地球も私達の住まいだといえます。環境保護の実態は 人間が存続できるようにという人間保護とも言えると思います。建物を つくる際、その建物が使命を終えた時いかに環境に戻せるかを考える必 要があると言えます。建築というものは、ものを造りだす分野であるこ とにかわりはないが、これからはものを還元し、消費するということに 目をむけていかなければならないのです。これからの建築は、その『建 築』という定義、意味自体から変化させていくようでなくてはなりませ ん。つまり、建築という分野につうじている人々皆が、その意識を変え るべきだと思うのです。 災害、気候、環境、等において完璧だといえる建築物はありませんが、 実際住んでみて完璧であると思うことのできる建築物はいくらでも、そ れに携わる人の努力によって、つくりだせるのです。其の意味で、向上 の余地は無限にあると言えるとおもいます。これから建築という分野を 学んでいく上で、その間にも私達が、おかれる状況はめまぐるしく変化 していくと思いますが、それから対応しては遅いのです。建物は、20年、 30年と残っていくものであるのだから、尚更です。だから、20年、30年 もしくはそれ以上先の世の中というもの見ていかなければいけないと思 います。