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MessageType: 意見
Username: 石野 久彌
UserAff: 東京都立大学大学院工学研究科建築学専攻
UserEmail: ishino@ecomp.metro-u.ac.jp
日付: 99/09/10
時刻: 20:14:55
リモート名: 133.86.152.41
標題の意味を正しく理解してるとはいえなのですが、思うところを3点述べます。
1.環境性能規定の困難なところ 私たちの分野を複雑なものとしている一つは、これら環境諸規定の対象者が次のように色々あるところでしょう。 (1)デザイナーのみのもの (2)設備技術者のみのもの (3)デザイナーでもよいし、設備技術者でもよいもの (4)デザイナーと設備技術者がお互いに補完し合うべきもの そして我が国に環境技術者とか環境設計者という職能が特殊例(グリーンハウスの設計など)を除き存在しないという事実も問題です。
2.アカデミックスタンダードに期待するもの ソフトウエアです。ソフトウエア(プログラム)には千差万別ありますが、標準化できるところは出来得る限り多く公表して貰った方が、私たち個人個人としては、本当にやりたいプログラムのみを作りさえすればいいことになるので助かります。世界中で競って、同じ様なプログラムを作ることはないと思いますね。
3.ISO,国内法律と設計品質 設計の品質がよくなり、自由度が保たれるならいいが、民間企業で営業的にのみ機能していたり、法規制はあってもチェック機能が不十分で形骸化したりすると、問題が残されます。勿論うまくいっている例も多いと思います。設備とか環境の設計作品は竣工直後よりも長期にわたる運用面が重視されるべきでしょうから、こういう意見を述べた次第です。