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MessageType: 提案
Username: 藤井晴行
UserAff: 東京工業大学
UserEmail: hfujii@arch.titech.ac.jp
日付: 99/09/14
時刻: 12:26:45
リモート名: 131.112.72.49
性能規定を設ける場合に、基準をどこに置くかが悩ましい問題のひとつ であると考えます。ネガティブなこと(危険や不快)をさけるという 意味では最低基準を設けられるかもしれませんが、建物の性能を アカデミックスタンダードとして提唱するからには、ポジティブなこと (快適性など)のレベルを表せるようなものが良いのかもしれないと 思っています。これさえクリアしておけば十分という基準はなかなか 設けられないかもしれませんが、各設計における目標をどこに置くのか というレベルの設定に用いることができれば良いと思います。どの レベルにスタンダードが落ち着くかは、設計者、居住者などの活動によって 自然と決まっていくのではないかと思います。学者には、望ましくない レベルのデファクトスタンダードができあがらないように、設計者や 居住者に関連する知識を啓蒙するという役割があると思います。