日本建築学会環境設計規準通則(案)


平成12年11月20日(改訂)

1.適用範囲

環境設計規準は都市・建築のあらゆる環境を対象として適用される。

2.設計における要求事項

環境設計は、環境の安全性、健康性、快適性、省エネルギー性、耐久性などを確保することを目的として行われる。その際には、実現される環境性能を、各種の手法を用いて予測・評価し、基準を満たすかどうかについて十分検討する必要がある。

3.目標とする環境条件

目標とする環境条件を分ければ、温熱環境、空気環境、音環境、光環境などに分類され、それぞれ目標値、推奨値、許容値などが設定される。これらの詳細はそれぞれの環境規準のなかで規定される。

4.基本変数

環境要素ごとの基本変数としては以下のものが考えられる。

1)温熱環境:温度、湿度、風速、輻射、・・・

2)空気環境:汚染物質、換気量、・・・

3)音環境:等価騒音レベル、・・・

4)光環境:照度、輝度、グレア、・・・

5)電磁環境:

6)水環境:水質、給水量、給湯温度、・・・

7)・・・

5.予測・評価手法

環境を予測し評価するための手法としては、以下のような方法がある。

1)数値計算

2)模型実験

3)風洞実験

4)環境実験室を用いた実験

5)実測

6.性能の検証方法

性能の検証方法は設計段階、完成直後、運用時の各段階に分けられ、各種の手法を用いて環境要素ごとに基準値との比較により性能が検証される。

7.計算書・図面の作成