シンポジウム
「これからの野外博物館 〜その役割と可能性〜」
歴史的建造物を残す方法のひとつに移築があり、その重要な成果として建造物を系
統的に収集・公開する野外博物館がある。日本では昭和30年代半ばに本格的な野外博
物館が設立されて以来、契機や理念・運営主体・収蔵棟数・活用手法において様々な
施設が生み出され、こうした施設のスタイルも出揃った感がある。そこで野外博物館
の先進地である欧州の事例紹介を交えながら、建物はどのように生かされてきたのか
振り返り、野外博物館の役割や今後の可能性などを考える機会を持ちたい。
<主催>日本建築学会関東支部歴史意匠専門研究委員会
<共催>
日時 1999年11月5日(金)18:00〜20:00
会場 建築会館ホール(東京都港区芝5-26-20)
<講演者>
開催にあたって:内田青蔵(文化女子大学)
事例発表
大野 敏(横浜国立大学)
大原 一興(横浜国立大学)
本堂 寿一(みちのく民俗村・北上市立博物館)
米山 勇(江戸東京博物館)
草刈 清人(丹青社)
司会:堀内 正昭(昭和女子大学)
閉会にあたって:中西 章(東工大附属工高)
参加料 無料(ただし資料代は実費)
定員 150名
申込方法:関東支部ホームページのイベント受付にてお申し込みください。インター
ネットをご利用出来ない方は往復葉書にてお申し込みください。
見学会『誠之堂・清風亭』
世田谷区瀬田にあった誠之堂(大正5年・田辺淳吉設計)、清風亭(大正15年・西
村好時設計)は、小品ながら大正期の名建築として知られていました。一昨年秋、そ
の保存が危ぶまれ当会からも保存要望書が提出されましたが、深谷市に譲渡され公民
館の附属施設として保存活用することになり、移築復原され今秋竣工します。誠之堂
は煉瓦造壁体のほとんどを、清風亭は鉄筋コンクリート造の主要部を、大ばらしで解
体・移設し、非木造の移築復原に画期的な試みがなされ、注目されています。
<主催>関東支部・歴史意匠専門研究委員会
期日 1999年11月27日(土)13時〜15時30分
当日は見学会の前・後に、各自、同市内にある重要文化財日本煉瓦製造(株)
旧煉瓦製造施設の見学も可能です。
会場 深谷市大字起会字唐言 大寄公民館
集合場所:深谷駅に12時40分
(高崎線・快速アーバン、上野発11時30分、深谷駅着12時36分)
参加費:無料
定員 約40名
申込方法:関東支部ホームページのイベント受付にてお申し込みください。インター
ネットをご利用出来ない方は往復葉書にてお申し込みください。
申込・問合 関東支部事務局 酒井 電話:03-3456-2050
シンポジウム「歴史的建造物の保存に関する専門家の資格・資質をめぐって」
文化財登録制度が導入され、文化財建造物の対象がより広範に拡大された。これにともない、
今後、歴史的建造物の保存(調査・記録保存・保存改修等)に関わる事業の飛躍的な拡大が
予想される。その一方で、上記の事業に携わるべく専門的知識を擁した人材の蓄積または育成
について、わが国ではその必要性が認識されつつも、いまだ未発達の段階である。
歴史的建造物の保存に関わる専門家とはどうあるべきか。また、いかなる資質を有するべきか。
その育成の手法や資格制度の有無等を中心に、諸外国の先進事例とわが国の現状とを比較しな
がら、認識を深めたい。
<主催>関東支部歴史意匠専門研究委員会
期日:平成12年3月3日(r金)13:30〜16:00
会場;建築学会会議室
プログラム:
司会:後藤治(歴史的建造物保存WG幹事)
1.開会挨拶 内田青蔵(関東支部歴史意匠専門研究委員会主査)
2.趣旨説明 清水慶一(歴史的建造物保存WG主査)
3.個別報告
○金出ミチル(歴史的建造物保存WG委員)
○斉藤英俊(東京国立文化財研究所)
○羽生修二(東海大学)(予定)
○JIA保存問題委員会委員
4.ディスカッション
定員:80名
参加費・資料代(当日徴収)
申込方法:関東支部ホームページのイベント受付にてお申し込みください。インター
ネットをご利用出来ない方は往復葉書にてお申し込みください。
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