10月9日のプログラム 「高齢者のための住宅改修相談ネットワークづくり」 主催:(仮称)高齢者住宅改修相談ネット 時間:am10:30〜 出席者:約40名 司会: 高橋 儀平さん(コーディネーター・東洋大学教授) パネラー:平木 久子さん(介護福祉士) 茂田井 響子さん(保健婦) 石井 健一さん(設計者) 渡辺 邦夫さん(施工者) ―概要― 平成12年4月介護保険制度が改正され、住宅改修の際、1割の自己負担で20万円までの改修費用が国からの補助される事になりました。 これに伴う問題とその解決に向けた取り組みに関するシンポジウムが行われました。パネラーそれぞれの立場から問題点が出され、高 齢者のための住宅改修相談ネットワークづくりの必要性が確認されました。 平木さん 〈要介護認定について〉 埼玉県介護福祉会で要介護認定の調査を行っている。埼玉県では平成13年7月、住宅改修事業利用者はひと月で710件である。市町村に よって様々な改修手順が存在しているため、標準化された手順が必要と考えている。 茂田井さん 〈住宅改修の状況 越谷市を事例として〉 住宅改修相談会を月1回実施している。改修にあたり患者の握力、体力、形状を考慮し、改修を行うため、作業療法士、介護保健婦、ケ アマネージャー、施工業者が相談に乗る。 石井さん 〈(社)埼玉建築設計監理協会の活動〉 住宅改修を望んでいる患者の相談できる「高齢者住宅改修アドバイザー」として、行政より派遣される職能をめざしている。旧大宮市か らは派遣事業を委託された。 渡辺さん 〈施工の現場から〉 秩父にある高橋組というゼネコンにシルバー事業部がある。また、彩の国すこやかプラザにある介護すまいる館では、改修相談を民間8 社で取り組んでいる。20万円では大きな事業ができないのが難点である。医療知識の乏しく、患者の使い勝手がわからないという問題を 抱えている。