記録担当 玉井 洋

計画設計情報小委員会勉強会(第3回)

 

  日 時 2001年11月29日 木曜日 16:00〜

  場 所 本会会議室

 

       講師:中川 建氏(竹中工務店 CS推進担当 部長)

 

 

CS(カスタマ・サティスファクション)推進を担当している。

TQC時代に設計部の情報部長、設計部長を経て現在に至る。

 

ディテールとは:

イメージ段階の建築と実在する建築との架け橋

建築全体とそれを構成する部分との架け橋

その部分に求められる形と性能

それを実現する施工技術やコスト等の葛藤を乗り越えて構成された均衡の表現

 

ディテールの目的:

 設計品質の確保 設計作業の効率化 表現の統一により 

            施工を含めた建築行為全体の効率化を目的としている

 伝統を継承する手段 → 教育

 構想の具現化の手段

 品質の確保の手段 → 教育 協力業者への伝達

                      

主管:

 生産本部、設計本部からなる生産設計専門委員会のWG

 

標準化:

SF(スタンダード・フィニッシュ);室内仕上詳細、準外部(玄関)、床、巾木、壁、回り縁、天井

SD(スタンダード・ディテール);外部詳細

参考ディテール:GD(グッド・ディテール)

  社内外で評価された作品のディテールを掘り下げて、参考ディテールとしてGDという形で整理。

 

考慮されるべき要素:

       美しさ

       使われ方

       継年変化

 

設計者の最低限必要な行為

 平面 → 平面詳細

 断面 → 矩計詳細、断面詳細

 空間を構成する面のデザイン

 

ディテールは多面的に捉える。

ディテールは技術と相まって効果がある。理解をするためには教育が不可欠。

PDS(プロダクトデザインスクール):

テーマを決めて5〜15年生が受講する制度。

 

ディテールに関連する審査

       DR 1、2、3(技術審査)

       技術審査会(設計施工、他社設計共):竹中の技術標準に則っているかを審査する。

       ディテール審査会(本店レベル):予算と技術のバランスがとれないものを審査する。

            (施工系、設計技術系、技術研究所等の専門家(約30名)によって審議される)

       補償工事審査会(クレーム対応):

       標準化委員会(生産本部により、施工主導で情報管理を行う)