■2004年度第5回 情報設計小委員会
10月18日 月曜日 18:00〜20:30 本会会議室
○資料
No1・・・情報設計小委員会 活動計画に関する議論(資料)−3p
No2・・・同上 PPT映像資料
No3・・・同上 VTR映像資料
○審議事項
1)年次シンポジウム(及び学会大会でのシンポジウム等含む)の企画を軸にした、活動企画に関する議題
1) 先にMLで送られた資料をベースにPPTにて湯本から問題提起
2) 空間と情報をデュアルに捉える立場から現状あるいは新しい試みなどについて紹介(+空間の変化、情報存在の変化)
3) ポイント‐1
設計の対象が「リアル」な空間・製品等から「サイバー」な要素をも区別なく融合した、デュアルな状況にあること。
ポイント‐2
インターネットの普及等に後押しされて、意識として存在あるいは生活している空間が、実際の空間よりサイバーな空間である比重が大きい、といった傾向が増大している。
ポイント‐3
元来、人間は空間を通じて(媒介にして)モノを視たり、音を聴いたり、外部世界を理解してきた長い歴史(習慣)がある。
>>認知・理解といったものが(習慣的に?)空間という形式を通して行われている。
>>外部の情報/世界の認知は、空間によって運ばれてくる
「空間はメディアである」
これに対し、池田委員(慶応SFCにおける認知も同様。逆に実空間のプロとして情報系との差違を考えさせられる、等)、玉井委員(ゼネコンの中で実際に扱っている仕事とは隔たりがある。しかし重要な認識だ)、草葉委員(日建でも、別の角度からだがデュアルな状況はよく分かる)、渡辺委員(筑波芸術系のように、大講座で仕切りを無くす対応もある。変わり方が激しいが・・・)、笠井委員(実際の空間設計を突き詰める立場でやっている)などのご意見があり、先ずは「設計対象がリアルとサイバーのデュアルな状況にある」という現状認識を軸に、第1回のシンポジウムを企画することになった(継続)。
次回ラウンドテーブル
a 田上健一委員 (九州大学大学院・芸術工学研究院・環境計画部門・助教授)
b 有川正俊ゲスト(東京大学大学院・空間情報科学研究センターCSIS・助教授)
http://www.csis.u-tokyo.ac.jp/japanese/index.html
次回の当委員会は、11月12日(金)18時00分〜20時30分まで学会会議室で開催します。
議題(1)ラウンドテーブルa:九州大学芸術工学部(旧芸工大)の空間設計教育概要
議題(2)ラウンドテーブルb:空間情報科学の現在と未来
議題(3)(時間があれば)年次シンポジウムの企画・推敲