設計を担当したのは女性建築家イェーガー氏、プロジェクトのコーディネータを務めたのはカスタイン氏である。
(建築家はDe Jager & Lette Architecten, Van Seumeren, Van der Werf。
企画はStiching Medio Mokun and Woonstichting De Keyによる。)
住民主体の建設であり、住民が直接、建築家などの専門家を雇用する形でプロジェクトは進められている。
設計プロセスは2段階に分かれている。5名の発起人を含むすべての入居希望者が集い、どの様な住宅を希望するのかを議論した。
この時点では、自分がどの住戸に入居するのかは決まっていない。
極力フレキシブルで、できるだけ多くの可能性が持てる設計案になるように検討が重ねられた。
自分が入居する住戸が決まる前に、購入希望者はアパート全体の機能、戸数、価格帯、共用スペース、外観、標準住戸平面、
工事予算等の支出優先順位について話し合った。
これらが合意された後、住戸の割り振りが決められ、次の段階に進んで、個々の住戸内部の検討が開始された。