第7回 設計方法シンポジウム

「関係性のデザイン」
――オブジェクトレベルからメタレベルへ――

 現在のポスト工業化社会では、何をつくるべきかを問うことからデザインを
始めることが求められている。また、地球環境時代を迎え、新しい人工物を
創造するだけでなく、既存人工物の新たな使い方や価値を発見することも、
重要なデザインの営みと位置づけられつつある。こうした認識に立つと、デザ
インプロセスは、与条件から解を導き出すまでのミクロなプロセスだけでなく、
与条件を問い直し抽出するところから、つくられた人工物が実際に使用され、
その使い方が新たなデザインにフィードフォワードされるまでをも含めたマクロ
なプロセスとして理解される必要がある。
 今回で7回目迎える設計方法シンポジウムでは、日本学術会議における
「デザインビジョン提言」を受け、オブジェクトとしての人工物の設計を超えて、
人工物互の関係、人工物と人間・環境との関係を含むメタレベルの設計を探
求する「関係性のデザイン」に光を当てる。プロダクト、建築、都市、景観、情
報システム等の多彩なデザイン領域の先進的な情報を共有するともに、今
後の都市・建築デザインが向かうべきロードマップについて議論を深めたい。

〈主催〉建築計画委員会 設計方法小委員会

日 時 2006年1月23日(月)13:30〜17:00
会 場 建築会館ホール(東京都港区芝5-26-20)
内 容
      1.開会の挨拶・主旨説明         奥田宗幸(東京理科大学)
         関係性のデザインによる都市・建築の創造に向けて
      2.パネルディスカッション       司会:山田哲弥(清水建設技術研究所)
         @関係性のデザイン―オブジェクトレベルからメタレベルへ
                                        門内輝行(京都大学)
          Aはなれていることつながっていること そのあいだの無数の階調
             住むための「場所」 あるいは可能性の地形
                                        藤本壮介(藤本壮介建築設計事務所)
         B地域住民との関係から生まれるデザイン 巨大ビル建設のなかで…
                                       武田有左(建築家・多摩美術大学)
         C情報の視点からみた関係性のデザイン
                                        本江正茂(宮城大学)
    3.まとめ
           
定 員 150名(申込先着順)
参加費 会員2,000円、登録メンバー2,500円、会員外3,000円、学生1,500円
        *資料集代金(\1,500)を含みます。
資料集 約100ページの資料集を作成しております。主な内容は以下の通りです。
    ・開催主旨
    ・パネリスト発言要旨
    ・寄稿論文(20編)
      建築関連の方だけでなく、ランドスケープ、まちづくり、
      製品生産、ソフトウェア、機械系の設計論などの関係の先生方から
      も、ご寄稿いただいています。
    ・参考事例 
申込み 
    下記フォーマットにご記入の上、事務局宛メールにてお申込み下さい。
    なお、定員に達した場合のみお断りの方にご連絡差し上げます。

    日本建築学会事務局研究事業部 森田進
     mailto:morita@aij.or.jp

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催し物名称:第7回設計方法シンポジウム「関係性のデザイン」
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