1.「新・建築コスト七不思議Q&A集(仮称)」の作成
過去の伝統的研究領域の議論をとりまとめて報告書を作成すると共に、小委員会ホームページに内容を掲載する。
2.明治大正昭和期の建築経済、建築生産、産業組織、積算システム等の調査研究
1935年設置の「建築統計委員会」以後に整備された建築統計とその後の展開について情報整理することを出発点として、近代以降の上記分野にかかる調査研究を行う。
3.先進諸外国の建築コスト管理等の調査研究
コスト研や日本建築積算協会等との連携を通じて、PAQS等の活動・調査にコミットする。また、諸外国の関連文献や物価版等の収集、調査などを行い、日本のシステムとの関連を議論・研究する。
4.建築コスト情報のあり方についての研究
建築の価値の向上に資するコスト情報はどうあるべきかについて、物価調査機関などと連携しつつ、検討する。
※調査結果は、ワークショップ、論文発表、報告書作成、小委員会ホームページを通じて公表する。
■建築コストワークショップ | |
1995年10月20日 | 第1回 建築コストワークショップ 「建築のコストエンジニアリングは確立するか」 |
建築コスト学の領域について検討。建築コスト7不思議のテーマで建築生産の各フェーズにおける疑問点や不明点等を抽出。背景にある建築生産構造の特性と今後の方向を問題提起。 | |
1997年 7月16日 | 第2回 建築コストワークショップ 「建築コスト情報の開示は可能か」 |
発注者、設計者、施工者の様々な立場から建築コストの開示について、そのニーズと問題点が報告され、コストとプライスの問題や工事費における諸経費の問題について議論。 | |
2002年11月28日 | 第3回 建築コストワークショップ 「PMによるコスト管理の可能性」 |
欧米のマネジメント手法の研究が積極的に行われ始めたことを背景に、官民の各立場からPMによるコスト管理の可能性について議論。 | |
2006年 2月16日 | 第4回 建築コストワークショップ 「いまどきの建築コスト管理」 |
様々な不祥事や事件等が問題化し、建築にかかわる企業や技術者の倫理観が問われ、またコスト管理や契約制度の問題とも密接に関係している。今日の建築生産についてあらためて様々な立場、観点からの問題点と今後の課題を議論。 | |
2008年 2月29日 | 建築コスト管理に関するセミナー(国土交通省東北地方整備局主催) |
東北地方整備局主催のセミナーに当小委員会メンバーが講演者として参加しました。当日は「建築コスト七不思議から」「建築工事費のコストとプライスについて」「オープンブック方式にして」「CM方式について」などのタイトルでの発表と討議(PD)がありました。 |
第1回 建築コストワークショップ 「建築のコストエンジニアリングは確立するか」 戻る
(呼びかけ)
建築コスト学術研究会の公開ワークショプ第1回目として、新し<て古い議論でもある「数一量公開」や契約方式と建築コストのプロフェションの歴史と背景を国際的な視点を含めて考える。
また日本のコスト管理の現状と各国のコストマネージメントを比較し、これからのコストエンジニアリングのあり方について、参加者全員によるブレーンストーミングを企画している。
(主題解説)
・建築におけるコストエンジニアリング
第1回目のワークショップでもあるので、我々が対象としている建築コストの領域を参加者
全員で再確認を行い、その中で建築のコストエンジ=アリングはいかに確立すべきかについ
て考えてみたい。
・契約制度、数量公開とコストのプロフェション
建築学会の論議としても古くからある「数量公開」が官公庁発注を中心に話題となっている。
本ワークショップではコストのプロフェションの歴史や社会背景として「数量公開」を位置
付け、諸外国の例を見ながら検討をおこない、コストエシジニアリング議論の糸口としたい。
・ブレーンストーミング
コストエンジニアリングをキーワードとして、活発な意見交換を行い、その過去、現在、将来
についてまた、機能、技術及び職能といった観点から問題意識の整理を行いたい。
(ワークショップ資料目次)
A.建築コスト学................................................................................楠山登喜雄
1.建築コスト学術研究会の発足
2.建築コスト7不思議
3.研究活動とりとめ項目建て
4.「建築コスト学」の領域
B.コスト認識の背景(コストエンジニアリングとして)..........徳永勇雄
1.積算 -プロフェッショナルヘの道- 積算技術1994.09
2.建築コストの透明性と客観性((財)日本規格協会テキスト)
3.PAN PAC1FlC O.S. ASSOCIATION "WORKSHOP"(1995)
4.Skil and Knowlege of CostEngineer (AACE1988〕
5.KIIRAS教授資料
6.AN INTRODUCTION TO COST PLANNING(RICS 1976)
C.その他
第6回r建築生産と管理技術」セミナ−1993年2月8日
テーマ(コスート情報処理 -コスト管理の現状)における参加者アンケート
第10回「建築生産と管理技術」シンポジウム1994年7月
日本における建築積算事務所のあゆみと展望