建築経済分野教育研究調査WG



WGの概要

 「建築経済系分野」は,建築・都市計画分野に対して社会科学的側面からアプローチし,実践的な課題に対応し,理論化する分野と考えられるが,その教育実態に関しては体系的に把握されていない。そのため教員個人が教育研究機関において日々努力し「建築経済系分野」の教育を担当しているにもかかわらず,分野全体としての必要性や重要性が正しく理解されず,「建築経済系分野」の組織運営上の位置づけがあいまいになるおそれがある。このWGは,資料収集やヒアリング等の調査を通して「建築経済系分野」の教育の実態を明らかにし,一連の作業を通してこの分野の教育・研究の今後の課題を共有し,発展のための戦略を提起することを目的とし,建築経済委員会直属のWGとして2004年4月に設置された。
 これまでに、WG委員の所属校を対象として建築経済系分野授業科目の抽出とシラバスの整理を行い、その結果を「予備調査結果」としてまとめるなどの成果を得ている。現在、これらの活動を踏まえた今後の方向について検討を行っているところである。