本小委員会は、建築生産に関する技術や技能、また制度上の諸問題を広く研究・議論することを目的として設置する。建築生産分野ではBIMをはじめとする新技術の展開や、施工技術開発の一方で、国際的な環境変化、震災復興対応、東京オリンピック・パラリンピックへ向けた動き、感染症対策に配慮したプロジェクト運営、深刻化する技能者不足や環境問題など課題が山積している。本小委員会ではこれら、建築生産技術、産業構造などの課題に関する現状と今後について研究を行う。また、研究成果の発表の場としてシンポジウム、セミナーなどを企画、運営する。
・シンポジウム
2016年7月 第32回建築生産シンポジウム(京都)
2017年7月 第33回建築生産シンポジウム
2018年7月 第34回建築生産シンポジウム
2019年7月 第35回建築生産シンポジウム
2021年8月 第36回建築生産シンポジウム
2022年8月 第37回建築生産シンポジウム
・建築生産セミナー
2017年2月 先端建築生産技術の俯瞰
2018年2月 先端建築生産技術の俯瞰U
2019年1月 建築生産データ計測の最先端 −検査と管理におけるICT 活用−
2020年1月 建築生産システム変革の予兆
2021年1月 [公開委員会]中堅が100分で語る建設ロボット開発の今とこれから
2023年1月頃に建築生産セミナーを予定しています。
(主査) | 小笠原正豊【東京電機大学】 |
(幹事) | 権藤 智之【東京大学】 |
(幹事) | 石岡 宏晃【清水建設】 |
(WG主査) | 戸倉健太郎【三井住友建設】 |
(WG幹事) | 吉田 敏【産業技術大学院大学】 |
安藤 正雄【千葉大学名誉教授】 |
2022年度 第37回建築生産シンポジウム 若手研究者優秀発表賞
渡邉圭太郎(芝浦工業大学)
「IFCの属性情報を用いた建築確認自動化の可能性に関する研究- 建築部材の防耐火適合判定を対象として-」
吉村惇郁(東京大学)
「加速度センサを用いた石膏ボード貼り作業員の作業分析」
(以上2名)
2021年度 第36回建築生産シンポジウム 若手研究者優秀発表賞
金原昂雄(芝浦工業大学)
「プレカットを用いた木造軸組住宅(四号建築物)に関する研究柱配置に基づく架構ブロックによるDR手法」
中岡桃子(東京大学)
「BIMを用いた建築物環境評価のための基礎的研究CASBEE の情報構造分析を通じて」
(以上2名)
2019年度 第35回建築生産シンポジウム 若手研究者優秀発表賞
・篠原廉(芝浦工業大学)
「複雑な形状のRC建築における設計者、施工者間のモノ決めの合理化」
・田村篤(京都大学)
「ホテルプロジェクトプロセスの双軸性とプロジェクトメンバー間の調整者によるマネジメントの現状に関する研究」
・石井一輝(東急コミュニティ―)
「FCIの分譲マンションヘの応用及び修繕稼立金残高に基づくマンションマネジメント手法の開発」
・北岡泰徳(早稲田大学)
「大手製造業における維持保全工事の実態調査」
・三浦玲児(東京大学)
「日本における高層建築施工の揚重・運搬の実態に関する研究」
・古田真梨(芝浦工業大学)
「建設専門工事業における建設技能労働者の担い手確保および女性技能労働者の労働に関する研究」
・保坂至(芝浦工業大学)
「複雑形状のRC建築の施工段階における設計内容の確定手法とその定量的な分析」
(以上7名)