「摩擦杭の設計に関する研究」報告会
摩擦杭には、沈下や地震時の挙動など設計上の不確定要素がある。一方、支持杭でも不経済な
過剰設計、NFによる不同沈下、阪神大震災での多くの被害などの問題が指摘されており、摩擦杭
に対する期待も大きい。そこで、本会では、潟Wオトップ他の委託を受け、設計者が摩擦杭を使い
易い環境を整えることを目的として、「摩擦杭設計技術研究委員会」を平成12年に組織した。この委
員会では、地盤剛性評価WG、沈下解析WG、地震時挙動WGおよび杭頭接合WGの4つの作業
部会を設置して、摩擦杭(節杭)に関する技術的な調査研究を行い、摩擦杭の設計技術について検討
してきた。本報告会では、この委員会の成果を紹介し、摩擦杭の設計について展望する。
<主 催>日本建築学会近畿支部、企画:同・摩擦杭設計技術研究委員会
<共 催>地盤工学会関西支部、関西土質研究センター
<協 賛>日本建築協会、近畿建築士会協議会、日本建築家協会近畿支部、大阪建設業協会、
日本建築材料協会、建築士事務所協会近畿プロック協議会、建築業協会関西支部、
日本建築構造技術者協会関西支部 日本建築総合試験所
日時−−平成15年3月25日(火) 13:20〜17:10
会場−−大阪府建築健保会館ホール(6階)
(大阪市中央区和泉町2−1−11 TEL
06-6942-3621)
プログラム
開会挨拶 安田丑作(支部長) 13:20〜13:25
主旨説明 永井興史郎(委員長:摂南大学)
13:25〜13:40
地盤剛性評価WGの活動 伊藤淳志(主査:関西大学)他
13:40〜14:20
・杭と地盤を一体と考えたときの建物沈下量の算定手法の提案
・模型実験の3次元FEM解析により検討した摩擦群杭基礎の特性
沈下解析WGの活動 松尾雅夫(主査:安井建築設計事務所)他 14:20〜15:20
・摩擦杭建物の沈下測定結果による本会基礎指針の沈下計算法の問題点
・沈下解析を簡略化するための摩擦群杭モデルの提案
・パイルドラフト基礎建物の沈下等の実測結果とその設計手法
・上部構造からみた許容される沈下量や変形角の提案
地震時挙動WGの活動 本田周二(主査:日建ソイルリサーチ)他
15:30〜16:10
・SRモデルによる地震時応答評価法と地盤ばね算出方法
・常時微動測定や地震観測結果による地盤ばねの評価
・直接基礎、支持杭と比較した摩擦杭の地震時応答の特性
杭頭接合WGの活動 永井興史郎(主査:摂南大学)他
16:10〜17:00
・杭頭接合部を含む杭の曲げ性能の考え方
・簡単な構法による変形性能の大きい杭頭接合方法の提案と実験結果
まとめ 小椋仁志(ジオトップ) 17:00〜17:10
定員−−−−100名(申込み先着順につき定員になり次第、締め切ります。)
参加費−−−主催・共催団体会員 3,000円 ・
協賛団体会員 4,000円 ・ そ の 他 5,000円
(資料代を含む) ※参加費は当日徴収いたします。
申込方法――EメールもしくはFAXにて「開催名称、氏名、本会会員b烽オくは共催、協賛団体名、
勤務先、所属、住所、電話番号、FAX番号」を明記のうえお申込み下さい。
E-mail:aij-kinki@mri.biglobe.ne.jp FAX.06-6443-3144
問合せ先――日本建築学会近畿支部 .06-6443-0538