【耐 震 基 礎 研 究 報 告 会】会 告

近畿支部基礎構造部会では、19967月に『兵庫県南部地震による建築基礎の被害調査事例報告書』として、約80
に及ぶ基礎被害の実態をとりまとめている。地震後、多くの研究が液状化に向けられる中で、200012月には震災の帯に立地している液状化していない地盤における26の被害事例に着目し、さらには1984年の「地震力に対する建築物の基礎の設計指針」により設計された事例も含めて『基礎の調査・補強・耐震設計の課題』として、被害事例からその原因を分析している。

当部会の耐震基礎研究会では兵庫県南部地震から15年を機にこれらの基礎被害を改めて見直し、杭の強度・剛性と変形性能、地形地質、施工法と被害の関係、さらには地盤−杭−建物を一体として扱った分析による被害事例の検証から、地震当時の基礎被害の実態を掘り下げ、更なる被害原因の検討を行ってきた。本報告会はこれらの検討結果に加えて、高支持力杭や大径化といった近年の趨勢に対して、バランスの良い杭とは何かといった観点もふまえて、基礎の耐震設計・施工上の留意点について報告するものである。


 主 題    地震被害からみた建築基礎構造の設計・施工上の留意点

 主 催    日本建築学会近畿支部・基礎構造部会耐震基礎研究会

 後援(予定) 日本建築協会、近畿建築士会協議会、日本建築家協会近畿支部、大阪建設業協会、

       日本建築材料協会、建築士事務所協会近畿ブロック協議会、建築業協会関西支部、

       日本建築構造技術者協会関西支部、建築設備技術者協会近畿支部、大阪電業協会、

       大阪空気調和衛生工業協会、大阪建築設備設計事務所協会、日本建築総合試験所、

       土木学会関西支部、地盤工学会関西支部


 内 容   司 会   基礎構造部会主査  松尾雅夫(安井建築設計事務所)
 主旨説明  耐震基礎研究会主査 大場新太郎(大阪工業大学名誉教授)

 報 告 1.地震被害の概要                     永井興史郎(元摂南大学教授)

   2.杭基礎の被害事例                    蘓鉄 盛史(新井組)

    3.兵庫県南部地震時の地盤増幅特性と「震災の帯」における地震動評価
                                 永野 正行(東京理科大学)

   4.地形・地質からみた被害の検証              本田 周二 (日建設計シビル)

   5.地盤−杭−上部構造系の地震観測事例からみた杭の動的挙動  大場新太郎(前掲)

   6.水平・上下成分をもつ入力地震動を受けた杭基礎の動的挙動  馬場 研介(関西学院大学)

   7.杭を含む構造物の剛性と耐力からみた杭基礎の被害の検証   小嶋 一好(平田建築構造研究所)

   8.地盤−杭−上部構造系の動的解析による杭基礎の損傷評価  宮本 裕司(大阪大学)

   9.杭の強度と変形性能からみた被害の検証          桑山 晋一(ジャパンパイル)

   10.施工法からみた杭基礎の被害の検証            秋田  嘉(日本コンクリート工業)

   11.建築基礎構造の設計・施工上の留意事項       大場新太郎(前掲)、前田 耕喜(鹿島建設)

 
 日 時 平成2224日(13:10〜17:00

 会 場 建設交流館7階702号室(大阪市西区立売堀2丁目12

 参加費 共催・後援団体会員3000円、学生1500円、その他4000円(会場にて徴収、報告書代を含む)

 定 員 130

 申込方法:氏名・所属・連絡先TEL を明記して、E-mail またはFAX にてお申込み下さい。

      受付は先着順とし、定員を超える場合はその旨を連絡いたします。

 問合せ・申込先:日本建築学会近畿支部  E-mailaij-kinki@kfd.biglobe.ne.jp

                     TEL06-6443-0538  FAX06-6443-3144