お知らせ
「途上国のノンエンジニアド住宅の地震被害軽減に関する国際シンポジウム」ご案内 →→→パンフレット(pdf)はこちら |
2010年1月に発生したハイチ地震に見られるように、近年途上国で大地震によって多くの人命が繰り返し失われている。このような被害は主に、途上国に普遍にみられる、レンガ造やアドベ造のような在来工法によって建設された庶民住宅が大量に倒壊することに原因がある。これらの住宅は工学的に構造安全性が検証されておらず(ノンエンジニアド)、また材料や施工の品質にも問題が多い。地震被害を軽減するためには、このようなノンエンジニアド住宅の耐震性を向上させることが不可欠であるが、途上国におけるノンエンジニアド住宅の実態は、十分把握されていないのが現状である。 このため、建築研究所と政策研究大学院大学では、2009年度にインド、インドネシア、トルコ、ネパール、パキスタン、ペルーにおけるノンエンジニアド住宅の構造安全性や建築材料、施工の品質等について現地調査を行い、国や地域による違いを把握することを目的とした共同研究を実施している。本シンポジウムは、この研究の一環として、各国の現地調査の成果を発表するとともにと各国及びわが国のノンエンジニアド住宅の耐震性向上のための取り組みを紹介し、途上国における地震被害軽減のための今後の方策のあり方について議論することを目的としている。 主 催 独立行政法人建築研究所、政策研究大学院大学 |