(Sub
Committee on Continuum Structures)
[設置目的]
シェル・空間構造の中で、連続体構造として代表的なコンクリート系連続体シェル構造を対象として、
@ 数値解析との比較検証や設計に際しての参考資料としての利用の便を図るため、これまでに蓄積された膨大な実験データのデータベース化の推進
A 実用的な設計法の確立を目指して、実験データと解析理論・数値解析モデルとの比較および検証
B 以上の成果を基に、連続体シェルの実用的な設計法の確立
などを目的とする。
[補強コンクリートシェル破壊実験資料集]
連続体構造小委員会では,「補強コンクリートシェル破壊実験資料集」を2003年3月(登坂宣好主査当時)に発刊いたしました。 この資料集は第2回 新「シェル・空間構造」セミナー -連続体シェルの過去,現在,未来−の中に合本としてまとめられています。 これには高山誠委員(金沢工業大学)と真下和彦委員(東海大学)の多大な調査活動によって収集された55例の実験的研究成果が収録されています。その中には,わが国の先駆的で優れた鉄筋コンクリートシェル構造物の名作品を生み出す基礎となった青木繁先生による27例の貴重なデータも含まれています。さらに2006年3月には第5回 新「シェル・空間構造」セミナー -21世紀の連続体シェルの可能性−を開催し,西村敏雄委員の貴重な実験データを中心に高山誠主査,真下和彦委員,原隆委員のデータとともに資料集のなかにまとめられています。
1)シェルの形状
ガウス曲率の正,零,負に対応してそれぞれ球形シェル,円筒シェルと円錐シェル,HPシェルの順で, 実験成果報告年代の古いものから新しいものへと掲載した。2)実験結果の記載事項
発表論文名を明示し,各結果に対して以下の記載事項について4ページでまとめることとした。
A 試験体形状,B 配筋状況,C 材料定数,D 加力方法,E 支持条件,F ひび割れ,G 荷重・変形関係,H まとめ
残部がある場合は,日本建築学会(電話:03-3456-2051)にて購入できます。
当小委員会では今後の活動の一環として実験データの継続的な収集と公開を行っていきます。 つきましては補強コンクリートシェルの破壊実験に関するデータをお持ちの方はご提供下さるようお願いいたします。 適当な実験データ数にまとまりましたら順次「実験資料集」として発刊する予定です。 ご提供いただける場合は,「補強コンクリートシェル破壊実験資料集」や資料のサンプルを参考にしていただき,所定の書式にしたがってご執筆いただきますようお願いいたします。 また, 編集していただいた実験データはPDF文書に変換してご提出ください。
書式はこちらからダウンロードできますので,ご利用ください。また,資料のサンプルを参考にしてください。
ご提出は,PDF文書を連続体構造小委員会宛のメールの添付ファイルとしてお送りください。 その際,ご氏名,ご所属,連絡先などをメールにも明記していただけますようお願いいたします。
正方形平面を有する4 点支持鉄筋コンクリートシェルの力学性状に及ぼすシェル形状の影響
;高山01逆転懸垂型シェルの力学的性状に及ぼす開口の影響;高山02
開口を有する逆転懸垂型RCシェルの力学的性状;高山03
支持状態と試験体形状を考慮したRC円筒シェルの実験解析;原01
名:鉄筋コンクリート円筒シェルの耐荷力に関する研究;原02
鋼板で補強した鉄筋コンクリート円筒パネルの挙動について;原03
擬似等分布荷重を受ける鉄筋コンクリート円筒パネルの挙動について;原04
擬似等分布荷重を受ける周辺支持R/C 円筒パネルの耐荷特性について;原05
集中荷重を受ける複合炭素繊維補強コンクリート造円筒殻の耐力;真下01
炭素短繊維補強コンクリート造半球殻の開口位置が破壊形態に及ぼす影響;真下02