コロキウム構造形態の解析と創生2007 - colloquium 2007 -
■ 開催主旨
  2006年11月名古屋大学において「コロキウム 構造形態の解析と創生2006」が90名を超える参加者を集め、2日にわたり開催された。本コロキウムでは、特別講演3題、一般講演23題および構造最適化のソフトウエア実例に関する招待講演4題の発表がなされ、構造形態の創生法に関する新しいコンセプトや最適化の分野における計算機応用の最新アルゴリズム、既存の最適化手法の実務に対する応用の実態と課題,構造最適化に基づいた建築のデザインなども紹介され、活発な議論が展開された。また、構造形態模型の展示や構造形態創生のコンテストには学生や若手技術者の意欲的な作品が寄せられ、コロキウム開催の意義が確認できた。本コロキウムに関しては、次年度の開催を求める声が多く、またコンテストの継続性、最新情報交換の場であることを考慮し、【論文講演】と【形態コンテスト】を実施する「コロキウム 構造形態の解析と創生2007」の開催を決め、この分野の目指すべき方向性を継続的に探りながら今後の実務や研究の発展に資することを目的とする。

<主催> 構造委員会 シェル・空間構造運営委員会 空間構造における計算機応用小委員会
  構造委員会 応用力学運営委員会 構造形態の創生と最適化小委員会

 開催期日: 2007年10月26日(金)
 開催場所: 東京大学 山上会館(文京区本郷:本郷キャンパス) 大会議室

コロキウムの内容

□ 特別講演

 特別講演では,川口 衞 先生(川口衞構造設計事務所)により,『最適形態はどのように求められて来たか』という演題で非常に興味深い講演がなされた。 プログラム

□ 一般講演

一般講演は18題発表されている。プログラム

□ 形態創生コンテスト

<コンテストの主旨>  構造形態創生のアルゴリズムや考え方を用いた,「新しいかたち」や「独創的なアイデア」を評価するコンテストを実施しました。様々な分野の多くの人に参加して頂き,構造形態創生のおもしろさや可能性を感じてほしいというのが,開催主旨です。そのため,形態創生のフリーウェアも提供します。また,コンピュータプログラムによらない方法でかたちを創生するアイデアも可能としています。

<審査基準>  審査は,主に次の二つの観点で行いました。 フェーズ1;創生された形態(かたち)の独創性,合理性,美しさ, フェーズ2;形態創生プロセスのアイデア性,独創性。また, 一次審査は匿名審査とし,二次審査において審査員と同じ所属である場合は投票権を無効とみなすことで公平性を保ちました。

<課題(テーマ) > 課題は「地震ないしは風と,うまく付き合う『かたち』を創生する」としました。
なお,応募要項の詳細は,「コロキウム構造形態の解析と創生2007」ホームページに掲載しました。

<審査員(敬称略、50音順)> 審査委員長 ;大森博司(前掲) 審査員; 川口 衞(川口衞構造設計事務所) 斎藤公男(日本大学)) 藤井大地(近畿大学) 本間俊雄(鹿児島大学

<コンテストの経過> 応募作品は10作品であった。提出物を対象として審査委員会による一次審査を行った。この結果、5作品を入選作とした。入選者は、「コロキウム構造形態の解析と創生2007」会場にて公開のプレゼンテーションを行い、その後、審査委員会による二次審査を行った。この結果、最優秀作品1点、優秀作品1点を決定し、同コロキウムの閉会式において発表され、懇親会にて審査委員長より表彰状が授与された。

プレゼンテーション風景

2007年5月20日 ;建築雑誌2007年5月号に応募要項掲載
2007年6月15日 ;応募要項に関する質疑締め切り
2007年7月17日 ;応募エントリー締め切り
2007年9月14日 ;応募締め切り
2007年9月25日 ;一次審査(日本建築学会会議室にて)
2007年9月28日 ;一次審査結果の通知
2007年10月26日;コロキウム構造形態の解析と創生2007にて二次審査および表彰

<入選作品>

最優秀作品;Pendulum Structure
 ○佐藤慶太[早稲田大学] No.6-1(PDF), No.6-2(PDF)

優秀作品;斜材のみで形成される柱の形態創生
 ○古田寛生[大同工業大学],羽根健介[同],松本雄大[同] No.5-1(PDF), No.5-2(PDF)

入選作品;《経験》による《成長》
 ○大和史明[日本大学] No.8-1(PDF), No.8-2(PDF)

入選作品;形状最適化を用いた橋の創生
 ○川田将士[近畿大学] 柳川雄太[同], 山本恭平[同] No.12-1(PDF), No.12-2(PDF)

入選作品;記憶する塔
 ○村田龍馬[川口衞構造設計事務所] No.17-1(PDF), No.17-2(PDF)

□ 懇親会とコンテスト授与式

講演会終了後懇親会が行われました。懇親会では,コンテストの最優秀作品と優秀作品の授与式が行われました。


懇親会の様子
 
最優秀作品の賞状の授与
優秀作品の賞状の授与



実施組織メンバー:本間俊雄(鹿児島大学),藤井大地(近畿大学),大森博司(名古屋大学),石井 惠三(くいんと),大崎純(京都大学),岡田章(日本大学),川口健一(東京大学生産技術研究所),河村拓昌(トヨタコミュニケーションシステム), 熊谷知彦(東京工業大学),坂 敏秀(鹿島建設),高田豊文(滋賀県立大学),立道郁生(明星大学),堤 和敏(芝浦工業大学),永井 拓生(早稲田大学),萩原伸幸(大同工業大学),平田裕一(三井住友建設),藤原淳(太陽工業), 松井 和己(横浜国立大学),松尾智恵(川口衞構造設計事務所),水谷太朗(大成建設),三井和男(日本大学),山本憲司(鹿児島大学) (順不同)