降雪+風+積雪雪庇4
陸屋根などのフラットな屋根形状を持つ建物では、季節風を伴う降雪により、屋根風下側に吹きだまりが発生し、 風下側に庇状に積雪が張り出す「雪庇」が形成される例が多い。 雪庇は自重によるクリープにより変形し垂れ下がる。降雪とクリープ変形が繰り返されると発達を続ける。 雪庇は軒先における局所荷重の増加のほか落下による事故に繋がることから、事前に対策を検討する必要がある。
北海道立北方建築総合研究所 堤 拓哉