2001年度第1回鋼構造運営委員会 議事録
日時:2001年4月26日(木)15時〜18時
出席者:小野、伊藤、岩田、大井、小河、小川、桑村、木村、多賀、田川、多田、中島、深沢、松尾、緑川
提出資料:
01-01 2000年度第6回鋼構造運営委員会議事録(岩田)
01-02 2001年度第1回鋼構造運営委員会議題、2001年度予算案、前幹事からの申し送り事項(小野)
01-03 鋼構造運営委員会名簿(小野)
01-04 調査研究関係専門委員会運営に関する共通規定(小野)
01-05 平成13年芸予地震鉄骨構造物関係被害状況(松尾)
01-06 鋼構造運営委員会関係出版物(小野)
01-07 鋼構造地球環境小委員会 啓蒙書出版計画(岩田)
01-08 SI化についてのメモ(大井)
01-09 座屈小委員会骨組座屈の統合的評価WG設置申請書(上谷)
01-10 鋼構造接合小委員会2001年度活動計画案(中島)

審議事項
(1) 委員の交代
・各委員自己紹介の後、主査より計良委員退任の報告があり了承した。後任として作本氏(新日鉄)を選出した。
(2) 構造委員会報告(3月26日開催)など
・鋼構造物の座屈に関する諸問題2001、建築構造用鋼材および金属系素材に関する技術資料、鋼構造接合部設計指針の査読が終了し出版の運びとなった。
・鋼管トラス構造設計施工指針については「適用範囲の解説で基準法との整合性を強調しているが、学会規準としては適当ではない」との指摘があった旨報告された。指摘に対する対応を含めて同指針の進捗状態について小川委員を通して牧野主査に確認する。
・関連して、鋼管トラス指針と接合部指針は当初講習会を共同開催の予定であった。中島、牧野両主査で相談の上共同開催の可否を再度検討する。
(3) 平成13年芸予地震鉄骨構造物被害報告(資料01-05)が松尾委員よりなされた。
(4) 各小委員会報告など
1)鋼構造変形限界設計小委員会(桑村主査)
・設備関係で決まる変形限界、傾いた構造物の補修可能限界を担当する委員が未決定であるが、とりあえず小委員会をスタートし必要な委員は途中で追加する旨報告された。
 2)鋼構造接合小委員会(中島主査)
・活動計画が資料01-10に従って説明された。6月に第1回小委員会を開催の予定。
 3)鋼構造地球環境小委員会(岩田主査)
・活動計画が資料01-07に従い説明された。
・これまで成果の蓄積の少ない分野であるのでシンポジウムを開催するなどして順次成果を積み上げていくこととした。
 4)鋼構造座屈小委員会(代理報告多田委員)
・骨組座屈の統合的評価WGの設置申請書(資料01-09)が説明されたが、小委員会の活動方針とあわせて次回審議することとした。
(5) 前幹事からの引継ぎ事項(資料01-02)
・いずれも早急に対応すべき事項であるが鋼構造設計規準、軽鋼構造設計施工指針、鋼構造限界状態設計指針のSI化に当面優先して取り組み、鋼構造設計規準のあり方や規準の国際化などについても順次議論を進めていくこととした。
(6) 鋼構造設計規準、軽鋼構造設計施工指針、鋼構造限界状態設計指針のSI化
・WGを設置しその担当者として以下の委員を決定した。各委員は次回委員会までに修正点をピックアップする。
鋼構造設計規準:木村委員、桑村委員、軽鋼構造設計施工指針:小河委員、田川委員、
鋼構造限界状態設計指針:小川委員、多田委員
・SIユニット化についての大井委員のメモ(資料01-08)を検討し以下を決定した。
 a)応力度などの単位はN/mm2とし、材料定数、F値などはメモの値を採用する。
b)各許容応力度の説明部分には例えばft:許容引張応力度(N/mm2)のごとく単位を従来どおり明示する。
c)幅厚比制限などにおける√Fの取り扱いについては幹事で協議し、基本方針のたたき台を次回に提案する。
・鋼構造耐火設計指針については特にWGを設置せず、鈴木委員に順次チェックをしておいていただく。
(7) その他
・次回鋼構造運営委員会は2001年6月13日(水)14時より開催する。
                          (記録 松尾)