2005年度第3回 鋼構造運営委員会議事録
日時:2005年8月31日(水) 15:00-18:00
場所:★大阪科学技術センター★601会議室
出席者(順不同、敬称略):中島、田川、緑川、井戸田、緑川、井戸田、内田、大井、笠井、吹田、多賀、高井、高松、田中、中込、深澤、矢部、矢部、金子
欠席者:大井、小河、河野、桑村、今野、多田、松尾
提出資料:
03-00 2005年度第3回鋼構造運営委員会議事予定(2005年8月31日)
03-01 2005年度第2回鋼構造運営委員会議事録(案)(金子)
03-02 「鋼構造設計規準」改定講習会 申込者状況(田川)
03-03 鋼構造限界状態設計指針の改訂について(内田)
03-04 各種合成構造の件(田川)
03-05 鋼構造素材小委員会 再開について(中込)
03-06 地球環境建築構造(中島)
03-07 鋼構造接合小委員会 活動報告(吹田)
03-08 1 鋼構造制振設計指針(?)について(笠井)
03-08 2 免震構造設計指針(AIJ) 目次(笠井)
03-08 3 応答制御構造設計法(JASC) 総目次(笠井)
03-09 鋼構造塑性設計指針の改訂に向けて(高松)
審議事項
(1) 報告・議題について(資料03-00)
・ 中島新主査より議題内容の確認と議事進行順序に関する計画が示された。
(2) 前回議事録(資料03-01)の確認
・前回議事録(案)について内容を確認し、承認された。
(3) 構造本委員会の報告
中島主査より下記の報告があった。
・ 研究協議会・PD資料の再活用について協議中である。
・ 2006年度技術部門設計競技について、課題の検討・実施依頼がきている。課題に対する積極的な意見がある場合には、中島主査まで申し出ること。
・ 2006年度大会は9/7~9日 関東(神奈川大)にてで開催する。
・ 学会大賞について候補の推薦方法について議論があった。
(4) 小委員会報告
1) 鋼構造座屈小委員会
・ 中島委員主査(多田主査代理)より、「座屈設計指針」の改訂でスペースフレームとシェルの章を検討する委員として豊橋技術科学大学加藤史郎先生が推薦されたことが報告された。当委員会として承認した。
2) S規準見直し小委員会(資料03-02)
・田川委員より、資料03-02が説明された。大阪会場でのてこ入れについて、産業界に対する周知と勧誘を多賀委員に依頼したが話あわれた。
(5) 出版物維持管理について
・ 内田委員より、鋼構造限界状態設計指針の改訂について(資料03-03)説明された。内容に関する意見交換の後、中島主査よりが、本指針の将来を、短期的な改訂と中長期的な展望に分けて、それぞれについて考えられる作業内容と工程の検討を、内田委員、井戸田委員に依頼した改訂の工程に対してマイルストーンの要望が出された。
・ 田川幹事より、各種合成構造設計指針について河野委員との意見交換内容(資料03-04)が説明された、各章を構成する合成梁、合成スラブ、S骨組とRC耐震壁、アンカーボルトについて意見交換された。本指針の合成梁について改訂項目や内容、改訂の工程等を田川幹事が次回までに報告することになった。
・ 「鋼構造物の座屈に関する諸問題2001」、「鋼構造設計ガイドブックNo1 H形鋼を用いた中低層事務所建築」、「鋼構造設計ガイドブックNo2 トラス梁を用いた体育館建築」の3点は廃版(重版しない)の方向とすることで合意した。
・ 「塔状鋼構造設計指針・同解説」と「軽鋼構造設計施工指針・同解説」について廃版等の今後の方針方向性をそろそろ判定しなければならないが、建築学会としては、指針類を他協会へのに売り渡しはできないすことを禁じている。
・ 「塔状鋼構造設計指針・同解説」の判定担当委員今後については深澤委員がに、また、「軽鋼構造設計施工指針・同解説」についてはの今後については小河委員がに、それぞれ検討を依頼することにした任命された。
・
「鋼構造塑性設計指針」の改訂に向けて(資料03-09)高松委員より報告された。改訂の工期はを2年程度とし、若い人が塑性設計を理解するテキストとしたい、。限界状態設計法と異なる式が見受けられるが、今後両者の位置付けをどうするかなどの意見が出された。2年程度の期間で改訂することを想定した場合の作業工程、限界状態設計指針との整合性他に対するより詳細な検討を、高松委員に依頼することにした。
3) 鋼構造接合小委員会(資料03-07)
・ 吹田委員主査より、「鋼構造接合部設計指針」の改定状況、小委員会活動計画、ウェブサイト管理について報告された。
(5) 小委員会の立ち上げ
環境(中島主査:資料03-06)
・ 資料03-06について中島主査が説明し、「環境」について議論された。委員からの主たる意見は下記の通り。21世紀は安全以上に環境とサステナブルが重要である。リユースは主架構が弾性設計でありること、特に接合部の開発が重要性である。こと、そのための使用材料評価システムを学会が決めるなど、具体的な方向性も示された率先して提案することができる。学会としてトーチを上げる掲げる意義はある。
素材(中込委員:資料03-05)
・ 中込委員から資料03-05に基づき説明があった。10月から工場認定が無くなり、JIS規格を満足すれば使用可能となる。また、新鋼材,新材料も出てきたので、委員会再開が望まれる。今後、降伏比が高くなることも考えられ、下限値等の市場調査を実施する必要がある。
制振(笠井委員:資料03-08.1~3)
・ 笠井委員から資料03-08.1に基づき各学協会の設計法,指針等説明や課題の意見があった。その他協会の設計資料の紹介、架構形式とダンパーの組み合わせ対象、せん断パネルの補剛リブの設計法が見当たらないなどの欠如等に対する意見が出された。
まとめ
・ 産業界からの要望、若い人材の参画、海外への情報発信等を考慮し、制震の委員会はをできるだけ早く立ち上げることで合意した。笠井委員に具体的な方向性のたたき台を笠井委員に依頼することにしたを示していただく。
・ 外国への「英訳」は若い人に取り付き安いと考えられ、立ち上げの合意を得た。
・ 委員会数に拘らず提案したい。
・ 前年度まで小委員会として活動していた、地球環境、素材、性能設計はの今後の活動については、継続的に議論していく。
・4章構成は今後考えるとして、合成梁は何ができるか詰めていく。
・限界状態設計指針の枠組みは現状でよいとして塑性設計指針との不整合を調節する。
(6) 次回運営委員会
議 題:・3つの出版物の改定ポイントについて?
・小委員会立ち上げポイントについて?.
・次年度大会PDの提案?
会議
日時:2005年11月7日(月)13:00~17:00
場所:日本建築会館
記録:金子 洋文