14回(2007年度第4回)鋼構造運営委員会議事録

日時:2007112日() 11001700

場所:★日本建築学会★301 会議室

出席者(順不同、敬称略):中島,田川,緑川,井戸田,小河,河野,今野,吹田,多賀,永田,高松,田上,多田,田中,中込,深澤松尾,金子

欠席者:内田,笠井,桑村,寺田,辻田

提出資料:

14-01 2007年度4回鋼構造運営委員会議事予定(中島)

14-02 第13回(2007年度第3) 鋼構造運営委員会議事録(案)金子

14-03 2007年度大会(九州)研究集会等参加者数・資料販売部数

14-04 AIJデジタルライブラリーにおける2007年度大会研究集会資料の頒布について

14-05 2007年度第2回鋼構造座屈小委員会議事録(多田)

14-06 鋼構造接合小委員会報告(吹田)

14-07      鋼構造耐火設計小委員会活動報告(今野)

14-08      鋼構造耐火設計指針 改定の要旨(今野)

14-09      2007年度第9回鋼構造制振小委員会議事録(案)(緑川)

14-10      鋼構造塑性設計指針改定小委員会議事録(案)(高松)

14-11      2007年度第3回各種合成構造設計指針改定小委員会議事録(松尾)

14-12      6回鋼構造限界状態設計指針改定WG議事録(案)(井戸田)

14-13      次年度大会PD案(吹田)

14-14      直営出版物の発行部数、過去の販売等部数、2006年度販売等部数、期末在庫部数

14-15      eラーニング教材制作のご依頼について

 

審議事項

(0) 前回議事録の確認(資料14-02

事前配布された議事録(案)に対する修正意見は特になく、承認された。

 

(1) (資料14-0314-04)(中島)

中島主査から資料14-03について鋼構造PD資料の搬入・販売部数等が報告された。

資料14-04AIJデジタルライブラリーで「鋼構造PD資料」を頒布することが承認された。価格は大会での販売価格と同額とする。

 

(2) 耐火設計指針改定に関する経緯と現状(今野)

資料14-0714-08に関して今野主査から説明があった。構造委員会の査読者は原田(千葉大)、福本(鹿島)の両名であり、111日時点で1名から適切との回答がすでに得られている。

発行予定部数は1000部である。講習会は3月に開催する。

改定部分を下線で示すと分かりやすいとの意見があったが、今回は4割程度が改定となり、また新たに設けた節もあり、下線を引かないこととする。なお、読者に対して改定の序にて主旨を明確に示す。

他の協会等に類似の指針は無いので、5年に1回程度は継続的に改定することが要望された。

耐火設計小委員会は指針改定活動の終了に伴い休止となるが、今野主査は鋼構造運営委員会に引き続き委員として参加することが提案され、了承された。

 

(3) 各小委員会・WG報告

1) 座屈小委員会(資料14-05)(多田)

多田小委員会主査から(資料14-05)に基づき改定原稿の内容が紹介された。

2008年度に査読、20094月以降に刊行の予定である。

2)      接合小委員会(資料14-06)(吹田)

吹田小委員会主査より、「溶接接合設計施工ガイドブック」の査読原稿は12月に鋼構造運営委員会の松尾委員と中込委員に提出されること、構造本委員会の査読(担当は松尾委員と宮崎委員)を経て200811月に刊行予定であることが報告された。

企画書は鋼構造運営委員会において承認された。

3) 耐火小委員会(資料14-07,14-08)(今野)

(2)参照。

4) 制振小委員会(資料14-09)(緑川)

緑川小委員会委員から資料14-09に基づき活動報告された。

5) 塑性設計指針改定小委員会(資料14-10)(高松)

高松小委員会主査から資料14-10に基づき改定内容の説明があり、20081月には設計例の原稿が提出される。20083月に集中審議して原稿を作成し、6月から査読の予定である。

6) 各種合成構造小委員会(資料14-11)(松尾)

松尾小委員会主査から資料14-11に基づき指針改定方針が説明された。

執筆者に安田聡氏(大成技研)を委員として追加要請があり、鋼構造運営委員会としては了承された。200910月頃に講習会を開催する予定である。

7)  限界状態設計指針改定検討WG(資料14-12)(井戸田)

井戸田小委員会主査から資料14-12に基づき活動報告があった。指針化は進んでいる。20083月から運営委員会と構造本委員会の査読を経て20093月に最終原稿を完成させる。なお、現在のWGを廃止し、2008年4月から小委員会として発足する。

構造特性係数は荷重側の特性にも反映されるとあるが、その関係を明確にしておく必要があるとの意見があった。。

8) 塔状構造物設計指針改定WG(深沢)

出版に当たり、20084月から小委員会を立ち上げる。期間は2年間とする。主査は小河委員、その他委員に中込委員、辻田委員、多賀委員、深澤委員が選出された。

 

(4) 2008年度PDに関する議論

PDは各小委員会で検討している指針等の改定内容に関して発信することや参加者の反応を伺う目的があるが、2008年度に開催するには時期が早いとのそれぞれの小委員会主査の見解であった。

接合小委員会の吹田主査から資料14-13「高力ボルト接合の高度化技術の最前線」について提案された。F14Tの使用実績が増え、今後、鋼構造接合部設計指針に入れる方向にある。また、高強度鋼材を建築に適用しようとする社会動向も見られることから、本主旨が2008年度PDに適しているとの多数の意見があり、鋼構造の次回PDに決定された。

PD推進の幹事として、吹田委員と田上委員が選出された。

 

(5) 次年度活動計画書作成に関する議論

各小委員会から活動計画書が中島主査に提出済みであることが確認された。

 

(6) その他

・資料14-15について田川幹事から説明があった。講習会終了後、間隔を空けてeラーニング教材の収録・配信する。時間は3時間程度となり、講習会の半分程度に凝縮される。鋼構造運営委員会は積極的に参加するものとし、今後開催される耐火設計指針の講習会から開始することとする。

・次回鋼構造運営委員会開催予定

327日(木) 13001700 建築学会会議室

記録:金子 洋文