2009年度第5回 鋼構造運営委員会議事録
日 時:2010年3月29日(月) 14:00−17:00
場 所: 日本建築学会 301会議室
出席者(敬称略): 緑川主査、井戸田、内田、笠井、金子、河野、吹田、高松、田上、
五十嵐(竹内委員代理)、多田、田中、中込、成原、西山、山田、平島、
深澤、藤澤、藤田、伏見、寺田
欠席者: 小河、越智、桑村、多賀、田川、中島
資 料:
05-01 2009年度第5回鋼構造運営委員会議事予定 (緑川)
05-02 2009年度第4回鋼構造運営委員会議事録(案) (寺田)
05-03 2009年度 第4回構造本委員会議案 (寺田)
05-04 鋼構造座屈小委員会第3回議事録(2010年1月21日) (五十嵐)
05-05 鋼構造接合小委員会第5回議事録案(2010年1月15日) (田中)
05-06 第8回鋼構造制振小委員会 WG議事録 (笠井)
05-07 2010年度小委員会予算案 (緑川)
(資料05-08、05-09は欠番)
05-10 鋼構造素材小委員会 審議用メモ (山田)
05-11 2010年度大会PD 会告案 (多田)
05-12 発行図書に対する質疑回答 (多田)
05-13 鋼構造塑性設計指針小委員会準備会の設立について (高松)
審議事項
1.前回議事録の確認(資料05-02、寺田)
・事前配布された議事録(案)に対する修正意見はなく、承認された。
2. 構造本委員会報告(資料05-02、緑川)
・資料に基づき、構造本委員会の議事内容が報告された。
・鋼構造関連の各種委員会委員について下記が報告、依頼された。
1)論文集委員会 玉井委員が2009年度をもって退任(報告)。
(来年は鋼構造運営委員会からぜひ推薦したい)
2)技術報告集委員会 田沼委員から津田惠吾委員へ交代(報告)
3)司法支援建築会議会員 緑川委員、田川委員を推薦(報告)
4)論文集委員会査読委員候補および技術報告集委員会査読委員候補者について適当な方がいれば、緑川主査へ連絡する(依頼)。
5)4月27日予定の大会プログラム編成委員会員は、運営委員会幹事団および昨年同様のメンバーとする(報告)。
・各種合成構造設計指針(改定版)の構造本委員会査読への回答について本委員会で承認された。田川委員を中心に、本年10月の出版にむけて作業を進める。
3.各小委員会報告等
資料に基づき各小委員会の活動が報告、審議された。
1)小委員会予算配分について(資料05-07、緑川)
・今年度の鋼構造運営委員会予算338万円を資料05-07に記載の通り各小委員会に配分する。小委員会各主査了解済。
2)座屈小委員会(資料05-04、五十嵐)
・小委員会として、「座屈に関する諸問題」を2012年度にとりまとめ、次回の座屈指針の改定を目指す。
・2011年度大会PDのテーマとして座屈問題を取り上げ、会員の意見を求めたいと考えている。
・2010年度からの小委員会委員の交代が提案され、承認された。
退任:川口委員、新任:宇佐見委員(竹中工務店)
3)接合小委員会(資料05-05、田中)
・2010年度前半に鋼構造接合部指針第3版原稿を脱稿し、運営委員会の査読を受ける予定である。
・2011年10月頃改定版出版を目指している。
4)鋼構造制振小委員会(資料05-06、笠井)
・3つのWGを設けて活動している。
・進め方として、下記の要望がなされた。
@ブレース接合部の接合部係数やガセットプレートの設計など、接合部設計指針と整合を図る。
A限界状態の一つとして「修復不要限界」を提案しようとしているが、指針中に記述する用語や内容についてはよく検討する。
B制振設計指針は、制振構造建物の保有性能を中心に述べることが当初の方針であることを忘れないで欲しい。
5)環境負荷低減のための鋼構造ガイドライン検討WG(藤田)
・2010年度4月から「鋼構造環境小委員会」を立ちあげる。
・メンバーは多分野から13〜14名を想定している。リストアップしていく。
6)耐火設計小委員会(平島)
・4月から発足する。主査は東京理科大学の河野守委員、幹事は平島岳夫委員。
・公募も含めメンバーを募集する。
7)鋼構造塑性設計指針小委員会準備会の設立について(資料05-13、高松)
・高松委員から標記準備会の設立が提案された。
・提案内容は、 2010年度に準備会を立ち上げ、2011年度から「鋼構造塑性設計指針小委員会」を発足させ、2015年度の鋼構造塑性設計指針の改定を目指すものである。
・議論の結果、小委員会の発足および準備会設立について、緑川主査を中心に幹事団で検討することとなった(保留)。
4.2010年度大会PDについて(資料05-11、多田)
・2010年度大会鋼構造PDの会告案(建築雑誌7月号掲載予定)が提出された。
・副題は、「鋼構造設計施工の高度化と合理化に向けて」とする。
5.重点審議(鋼構造素材小委員会:資料05-10、山田)
小委員会の活動方針に関する意見交換がなされた。主な点は、下記の通り。
・活動開始に当たっては、目的をはっきりさせる。
・材料特性の実況値の調査をする際、新材料だけでなく従来材料も横並びで実施する。
・材料に対するF値の考え方などもまとめて頂きたい。
・小委員会の成果の発信方法として、指針化やデータ集の出版などが考えられる。成果の発信方法のイメージを固めて活動を開始する。
6.読者からの問い合わせについて(資料05-12、多田)
・小委員会活動へ反映させるために、読者からの質問は運営委員会において報告することにしている。
・本資料の他に複数の質問が寄せられているが、それらについては担当の小委員会で対応中。
7.話題提供:東京スカイツリー
・標記の話題提供が日建設計の慶伊氏からなされた。構造設計の考え方、地震や風外力、疲労の検討などについての紹介であった。
8.次回以降の重点審議予定
・次回:接合
・次々回:制振
・その次:座屈
■次回の鋼構造運営委員会開催予定
学術推進委員会の開催後、6月位を目処に別途決める。
*その後、7月16日(金)14:00〜17:00 に決定した。
記録:寺田