2003年度第4回 鋼構造運営委員会議事録

日時:2003115日(水) 1500-1800

出席者(順不同、敬称略):小野、大井、長尾、緑川、小川、木村、田川、桑村、鈴木、小河

多田、多賀、深沢、中島、岩田、松尾

 

提供資料:

15-01 2003年度第4回鋼構造運営委員会議事予定(小野)

15-02 2003年度第3回鋼構造運営委員会議事録(案)(小野)

15-03構造本委員会資料(2003年度第3回)(小野)

15-042003年度鋼構造接合小委員会 進捗状況メモ(中島)

15-05鋼構造座屈小委員会 活動報告(上谷、多田)

15-06鋼構造地球環境小委員会 2003年度第3回議事録(岩田)

15-07鋼構造運営委員会予算執行状況(小野)

15-08小委員会、WG廃止申請書・WG設置申請書(小野)

15-09鋼構造設計規準見直し小委員会第3回議事録(案)(木村)

15-102004年度大会PD企画(案)(中島)

 

審議事項

(1)前回議事録(資料15-02)の確認

・前回議事録を資料の通り承認した。

(2)構造本委員会報告(資料15-03、小野)

1010日開催第3回構造本委員会の報告:主な内容として、2004年度大賞候補者について、2004年度大会準備日程、同大会投稿論文の細分類およびPDについての検討依頼、2004年度予算、高力ボルト接合設計施工ガイドブックの出版承認などが報告された。大会投稿論文の細分類については応答解析や制振要素などを項目として加えてはどうかという意見が出されたが、来年度は変更しないこととした。PDについては(4)で審議した。

(3)小委員会報告

1)鋼構造座屈小委員会(資料15-05、多田)

O          925日開催の小委員会、917日開催の二つのWGの活動報告が資料に基づいて行われた。その際、活動成果の公表方法として拡大小委員会を2004327日(土)に大阪市中の島中央公会堂地階大会議室で開催することが報告された。

1)                         鋼構造接合小委員会(資料15-04、中島)

O          進捗状況として以下の報告が行われた。

929日開催の小委員会では「鋼構造接合部設計指針」の改訂に関わる内容として接合部係数、脆性破壊、柱脚、混用継ぎ手の施工順序などについて検討した。

1010日開催第3回構造本委員会で高力ボルト接合設計施工ガイドブックの出版が正式に承認され、現在ゲラを校正中である。

926日開催外国関連規準評価検討WGの検討内容が資料に従って紹介された。また、これまでの研究成果は論文および成果報告書(20043月)としてとりまとめる予定である。本WGは今年度で廃止とする。

2)鋼構造地球環境小委員会(資料15-06、岩田)

O          資料に基づき925日開催の小委員会におけるシンポジウム資料の進捗状況が報告された。シンポジウムは20046月頃日本建築学会会議室にて開催する予定であるが、小委員会は20043月に廃止する予定であるので運営委員会の主催となる。

3)鋼構造設計規準見直し小委員会(資料15-09、木村)

O          資料に基づき鋼構造設計規準の見直しの進捗状況が報告された。その際、疲労設計式について内容の精査を東京電機大学見村先生にお願いしたい旨報告があり、見村先生を小委員会委員に追加することが了承された。今後の予定として、20053月出版を目標に、20046月に脱稿、7月から10月にかけて査読としたい。また、講習会を20055月位に開催する予定であることが報告された。

4)鋼構造耐火設計小委員会(鈴木)

O          高温WGでは最近の耐火関連実験資料や文献の収集を行い、火災性状WGでは局所火災の影響を指針に取り込むべく活動を行ってきた。指針の改定は当初の目標である20053月には難しい情況であり、今後2年間で指針の改定を目指すことが報告された。

O          本小委員会主査の交代についてその事情と新主査予定者である今野和近氏(JFE技研)についての説明がなされた。種々審議した後、今野新主査と平島岳夫(千葉大)新幹事を承認した。従って、運営委員会委員も鈴木委員から今野委員へと自動的に交代する。

O          運営委員会小野主査に提出されているWG設置期間は誤りであるので、20041月から20053月に訂正する。

5)鋼構造変形限界設計小委員会(桑村)

O          96日に小委員会を開催し、大会PDの内容について最終確認を行った。

O          20053月にガイドラインのとりまとめをする予定である。

O          建築設備WG委員(電気関係)の六興電気の京増氏が辞任し、富士写真フィルムの山中哲也氏と交代する旨の報告があり、了承された。

(4)2004年度大会PDについて(資料15-10

次年度PD企画「日米鋼構造耐震設計の相違――ノースリッジ、神戸から10年を経て」が資料15-10に従って中島委員より提案、説明がなされた。現在改訂を準備している鋼構造設計規準の位置づけを変更することをメインテーマとしてはどうかという意見も出されたが、種々議論した後、企画通り承認した。

(5)小委員会、WGの廃止と設置について(資料15-8

鋼構造地球環境小委員会の廃止については、重要なテーマであるのでその後も継続すべきであるという意見が出された。それに対して、委員会設置の目的を達成したので当面は廃止するが、今後予定されているシンポジウムや報告書を参考にしながら、新たに設置するかどうかについては継続して審議することとした。

規準のあり方検討WGの設置が原案通り承認された。委員は原案に加えて、小委員会主査、運営委員会委員からの希望者、実務者などから選定することとした。

 

次回の開催予定

日時:2004年2月9日 15:00-

場所:建築会館

記録:松尾