2003年度第5回 鋼構造運営委員会議事録

日時:2004年2月9日(月) 1500?1730

出席者(順不同、敬称略):小野、岩田、上谷、小川、小河、木村、桑村、田川、多田、中島、長尾、

深沢、松尾、緑川、大井

 

提供資料:

16-01 2003年度第5回鋼構造運営委員会議事予定(小野)

16-02 2003年度第4回鋼構造運営委員会議事録(案)(小野)

16-03 構造本委員会資料(2003年度第4回)(小野)

16-04 2003年度活動報告の依頼(小野)

16-05 2003年度鋼構造接合小委員会 進捗状況メモ(中島)

16-06  鋼構造座屈小委員会 活動報告(上谷)

16-07 構造設計規準見直し小委員会第5回議事録(案)(木村)

16-08  鋼構造運営委員会2004年度予算配分(案)(小野)

16-09 鋼構造設計規準10.2クレーン走行ばりのたわみ 質問の件(小野)

16-10  鋼構造設計規準 付録H形鋼の標準断面寸法とその断面積・単位質量・断面特性(小野)

16-11  鋼構造地球環境  シンポジウム主旨説明(岩田)

16-12 平成15年度鋼構造変形限界設計小委員会議事録(桑村)

 

審議事項

(1)前回議事録(資料16-02)の確認

前回議事録案を、「(2)鋼構造本委員会」→「(2)構造本委員会」に訂正の上、承認した。

 

(2)構造本委員会報告(資料16-03、資料16-04、小野)

1215日開催第4回構造本委員会の報告:主な内容として、構造本委員会よりの2004年度大賞候補者の推薦(中村恒善先生)、2004年度大会投稿の締切(電子投稿4月18日・紙による投稿4月12日)、2004年度予算の鋼構造運営委への配分(昨年並み)、学会賞・奨励賞の新任選考委員推薦などについて報告され、配布資料全体が回覧された。

資料16-04に基づいて、学術推進委員会への2003年度活動成果報告の提出依頼があった。各小委員会主査は、3月15日までに小野主査へメールで提出のこと。

 

(3)小委員会報告

1) 鋼構造座屈小委員会(資料16-06、上谷)

・ 活動成果を公表する公開の拡大小委員会について、開催日を2004年4月24日(土)、開催場所が大阪市立大学交流館に変更になった旨、報告された。

        鋼構造座屈性能設計WGでは、座屈性能評価式、座屈部材塑性繰り返し変形性能に関するデータベースがまとまりつつあるので、拡大小委員会で報告したい。(緑川)

        骨組座屈の統合的評価WGでは、従来の個材の検討から、骨組全体の連成を考えた統合的評価を行い報告したい。(多田)

        今回の拡大小委員会における資料の配付ならびに来年春の最終報告書との関連について→ 今回の拡大小委員会での配布資料は、あくまでも中間報告会資料としての位置づけ。

 

2)      鋼構造接合小委員会(資料16-05、中島)

        2005年3月に「鋼構造接合部設計指針」の改定を目指して作業中であるが、改定の際にも査読が必要である。鋼構造運営委員会では、改定部分の部分的な査読をお願いしたい。

        外国関連規準評価検討WGでは、これまでの研究成果を論文および成果報告書(2004年3月)としてとりまとめる予定である。

 

3) 鋼構造地球環境小委員会(資料16-11、岩田)

・ 最終シンポジウムは2004年6月14日または15日に、建築学会会議室にて開催する予定。

資料に基づき、シンポジウムの主旨説明、最終成果の目次の紹介があった。小委員会内で査読を行っている。

主旨説明に一昨年大会のPDで会員からの意見を徴集したというような経緯を加えたい。

 

4) 鋼構造設計規準見直し小委員会(資料16-07、木村)

・ 資料に基づき鋼構造設計規準の見直しの進捗状況が報告された。3月末で、小委員会レベルでの脱稿を目指したい。

原稿執筆に必要な語句や執筆方針等について仮方針としていたものを、小野主査出席の上、小委員会としての最終方針とした旨の報告があった。

− タイトル「鋼構造設計規準・同解説−許容応力度設計法−」

− 許容曲げ応力度をひとつの式表現とする。

 

5) 鋼構造変形限界設計小委員会(資料16-12、桑村)

・ 20053月にガイドラインのとりまとめを行い、2005年度にシンポジウムを開催する予定である。試設計についても、現在準備中である。

 

(4)鋼構造運営委員会2004年度予算配分(資料16-08、小野)

2004年度予算の鋼構造運営委への配分の各小委員会への配分案について、資料16-08に示されるように、昨年と同じ算定方針で配分する旨の説明があった。資料16-08において素材への配分額について算定誤りがあったので予備費の額と共に修正した上で、了承された。

 

(5)刊行物に関する読者からの質問(資料16-09、資料16-10、小野)

鋼構造設計規準「10章たわみ 10.2クレーン走行ばりのたわみ」 軽微なものと一般クレーンの違いに関する質問(資料16-09) → 長尾委員担当。

鋼構造設計規準11頁、ボルトの許容応力度におけるF値の扱いに関する質問(資料16-09) → 中島委員担当。

鋼構造設計規準 付録H形鋼の標準断面寸法とその断面積・単位質量・断面特性におけるH-300×300×10×5のiとihAfの欄の数値の誤りに関する質問 → 学会ホームページに訂正を掲載、読者へは資料16-10の文面で返事することとした。

 

(6)その他

長尾委員より2月から神戸大学教授に就任した旨の報告があり、実務の立場での運営委員としての進退伺いがあったが、現在の運営委員の任期は後1年あるので、来年度も留任していただくこととした。

大会の鋼構造PDは大会3日目午後(8月31日)となる見込みである。(中島)

今後、鋼構造運営委員会として取り組むべき、新テーマの可能性について意見交換があった。

− 診断・補強・リハビリ関連

− 鉄鋼技術に関する国際貢献

 

次回の開催予定

日時:2004年4月19日(月) 15:00?

場所:建築会館

記録:大井