2004年度第3回 鋼構造運営委員会議事録
出席者(順不同、敬称略):岩田、上谷、小野、大井、木村、桑村、多賀、田川、多田、田渕、中込、中島、長尾、深沢、松尾、緑川、矢部
提供資料:
19-00 2004年度第3回鋼構造運営委員会議事予定(小野)
19-01 2004年度第2回鋼構造運営委員会議事録(案)(大井)
19-02 鋼構造接合小委員会−進捗状況報告(中島)
19-03 2004年度第1回鋼構造座屈小委員会 骨組座屈の統合的評価WG議事録(上谷)
19-04 鋼構造性能設計ガイドライン(仮称)目次(桑村)
19-05 規準のあり方検討WG議事録案(大井)
19-06 鋼材規格三者委員会「応力のSI単位を「N/mm2」から「MPa」への切り替えに関するアンケート調査」(桑村)
19-07 鋼構造および鉄骨工事にかかわる最近の大会論文の応募状況(田渕)
19-08
鋼構造設計規準見直し小委員会2004年度第2回議事録(案)(木村)
19-09
「鋼構造設計規準・同解説―許容応力度設計法―」の査読結果(小川、多賀、作本)
19-10
許容曲げ応力度解説修正部分(木村)
19-11
同上技術資料(小野)
審議事項
(1)
前回議事録(資料19-01)の確認
・ 前回議事録案を承認した。
(2)
構造本委員会関係
・電子会議、情報共有の可能性について各小委員会レベルで回答する。
(3)
小委員会報告
1) 鋼構造接合小委員会(資料19-02、中島)
・ 2005年3月完成を目指す接合部設計指針改訂に関する審議状況が報告された。
・ 今年度の大会PDにおける学会員以外のパネリストの旅費について議論した。
3) 鋼構造座屈小委員会(資料19-03、上谷)
・ 4月末の拡大小委員会以後、鋼構造座屈性能設計WGではデータベースは充実しつつある。
・ 骨組座屈の統合的評価WGではとりまとめの方針を提示した。
・ 来春のとりまとめを予定しており、ゴールデンウィーク明けをめどにシンポジウムを開催する予定である。
4) 鋼構造変形限界設計小委員会(資料19-04、桑村)
・「鋼構造性能設計ガイドライン(仮称)」の内容について桑村主査より説明がなされた。同ガイドラインは来春を目標に執筆作業が進行中である。それに関して以下の意見が述べられた。
(1) 13WCEEでは性能レベルで3D(death, dollar, down time)が主張されていたが、設備や非構造材では機能維持が問題となりdown timeに直結するという観点も考慮した方が良いのではないか。
(2) 応答解析技術として地震応答解析程度は考える必要があろう。
5) 規準のあり方検討WG(資料19-05、大井)
・前回議事録を参考に大井主査よりこれまでの議論の内容が紹介された。
6) 鋼構造設計規準見直し小委員会(資料19-08〜11、木村他)
・ 議事録を参考にこれまでの新規準の原稿の新たな修正点について説明がなされた。それに対して、JIS本文については著作権はなく、解説には著作権があることが指摘されたので今後確認する。ただし、断面表などはオリジナルを作成する。
・ 運営委員による査読結果(資料19-9)が示され、それに対して早急に対応することが確認された。
・ 横座屈に関わる新しい許容曲げ応力度の有効性について資料を参考として説明がなされた。その後、第2案(?表記)を採用する方向で木村主査と中島委員とが相談しながら決定することとした。
(4) 鋼材規格三者委員会のアンケート調査について(資料19-06、桑村)
・鋼材規格三者委員会による「応力のSI単位を「N/mm2」から「MPa」への切り替えに関するアンケート調査」についてはその回答を桑村委員の案で提出することとした。
(5)鉄骨工事運営委員会からの申し入れについて(資料19-07、田渕)
・各運営委員会の予算は大会論文数に連動した形で配分されている、鉄骨工事運営委員会では鉄骨工事に関連した論文の大半が鋼構造として登録されているという現状で、予算の減少が著しくなっており活動がかなり制限される可能性がある。このため田渕鉄骨工事運営委員会主査(鋼構造運営委員会委員)より論文数の配分方法の見直しの申し入れがなされた。これに対して、論文数の見直しについては検討する方向で考え、具体的な数値は両運営委員会主査間で単年度ごとに相談することとした。
(6)読者からの質問
・ボルト孔に関する読者からの質問は田中淳夫東京電機大学教授より口頭で回答していただいた旨の報告がなされた。
次回運営委員会
記録:松尾