「鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説」Q&A

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No.掲載日ご質問・ご意見回答
57 2024.9.30 8条
  1. (解8.23)式の解説において、下端引張時(スラブ圧縮)の場合にT形梁の有効幅Bと梁せいDからなる仮想の長方形梁を想定する記載があります。具体的には、(解8.23)式で用いるptを、at /(bD)ではなくat /(BD)で求めるという理解で宜しいでしょうか。
  2. (解8.23)式の前提となる実験資料はpt=0.4〜2.8%である旨の記載があるので、これが適用範囲であると考えますが、at /(BD)で求めたptが0.4%以上になることは、ほぼ無いと思われます。有効幅Bを用いる場合のptの適用範囲はどのように考えたら宜しいでしょうか。
(匿名希望)
回答
56 2024.9.30 22条  P400の(解22.7)式に長方形孔の軸方向筋の必要断面積の算定式が有るが、上弦材と下弦材の合計の鉄筋断面積で、上端筋と下端筋の合計に長方形孔の上下の水平鉄筋断面積を合わせた断面積が『a』と言う事で宜しいでしょうか。
 また、その際に上下の主筋断面積が『a』以上で有れば、長方形孔の上下の水平鉄筋は不要と考えらえるので、上弦材と下弦材のあばら筋を組むために必要な水平鉄筋を@200以内でかつあばら筋本数以上を設ければ宜しいでしょうか?
(匿名希望)
回答
55 2024.6.14 16条  『4)引張鉄筋の付着長さは原則として300mmを下回ってはならない。』の規定ですが、小庇の片持ちスラブ・短い片持ち梁・柱面からの出寸法が短いフーチング基礎など、鉄筋長が300mmを下回る部材があります。応力度も小さく、付着応力度の検討は(16.1)(16.3)式を十分満足していても、但し書きが無い為、構造規定を設計者判断で無視することになります。規準内に「但し、鉄筋長が300mmに満たない鉄筋の場合を除く。」等を明記できないでしょうか。
(匿名希望)
回答
54 2024.6.14 22条  ねじれのあばら筋の補強方法がCの方法(P407〜)について解説されています。Cの方法ではねじれの補強あばら筋に加算するせん断補強のあばら筋について、“せん断に対して必要あばら筋比の値pwsは0.1%以上とし”と説明されています。設計用せん断力がコンクリート断面の許容せん断耐力(=α・b・j・fs)を超えている場合、加算するせん断に必要なあばら筋比の算出方法は下式のどちらを採用するべきでしょうか。
Qpw={QD/(b・j)−α・fs}/(0.5wft)+0.002   (1)

Qpw={QD/(b・j)−α・fs}/(0.5wft)+0.001   (2)
(一般財団法人福岡県建築住宅センター 構造判定部 判定員 田上昌勝)
回答
53 2023.6.7 付2
(19条)
 設計例の解説中に「「仮想柱」と見なすことの危険性については、十分な注意を払う必要がある。壁モデルではこの領域に一様な応力度が生じると考えているのに対し、実際には応力勾配が発生するからである」とあります。
 矩形耐力壁(壁と柱が同厚)に関わらず柱型のある耐力壁においても同様のことが言えるのですがどうしてなのか教えて頂けないでしょうか?
 また、全長に対する割合について言及されていますが閾値について教えて頂けないでしょうか。通常の柱型のある耐力壁についても同じことが言えるのでしょうか。
(匿名希望)
回答
52 2023.3.1 20条  RC規準Q&AのNo. 20では,「2本打ち杭で直上に基礎梁がある場合,杭頭から伝達される曲げ・せん断力は基礎梁が負担するものとして,基礎スラブの複筋比は必ずしも0.5以上とする必要はありません」と回答されています。4本打ちで下図のように45度回転した場合も,2本打ちと同様に,杭頭から伝達される曲げ・せん断力は基礎梁が負担するものとして複筋比0.5以上とする必要は無いと解釈してよろしいでしょうか?
((株)ヒカリエンヂニアリング 代表取締役 前田寛之)
回答
51 2022.10.5 22条  円形孔の孔周囲補強筋として、孔上下の横筋を見込むことはできるでしょうか。長方形孔の軸方向筋と同様に定着長を確保すればθ=0°の補強筋とみなせますか。見込めない場合は、理由について教えてください。
(匿名希望)
回答
50 2022.7.22 8条
  1. P.73の2行目「スラブ側辺の拘束(単独梁・並列梁)」において、単独梁は、「片持ちスラブがとりついた状態で、スラブの側辺に、梁が無く、スラブが拘束されていない状態」、並列梁は、「梁が平行して並んでおり、その間にスラブがある。よって、スラブの側辺に梁があり、スラブが拘束されている状態」の理解でよろしいでしょうか? 異なる場合は、それぞれどのような状態か、お教えいただけませんか。
  2. P.68の(8.1)、(8.2)式による、スラブによる剛性増大を考えるときの、スラブの協力幅算出に「片持ちスラブ」を考えることはできますでしょうか。もし考えることができる場合、図8.1の左側の部分を参考に、「片持ちスラブの出寸法をa/2として、baを算出する」としてよろしいでしょうか。異なる場合は、算出方法をお教えいただけませんか。
(匿名希望)
回答
49 2021.12.6 20条  基礎スラブのコンクリート強度について(20条基礎 P.365〜366)
コンクリートの許容支圧応力度fnは、許容圧縮応力度fcを√(Ac /Al)倍に割り増した値と考えることができる。
上記の記述は長期及び短期どちらの許容応力度についても割り増しが可能と考えてもよろしいでしょうか。その場合、例えば√(Ac /Al)=2.0倍の最大値の割り増し率となった場合Fc24の短期許容支圧応力度は16×2.0=32N/mm2となり設計基準強度24N/mm2を超えてしまうのですが、上限は24N/mm2と考えたほうが宜しいでしょうか。
(株式会社総合設計 佐藤恭兵)
回答
48 2021.12.6 22条  梁の貫通孔周囲の補強について「円形孔の中心間隔は孔径の3倍以上とすることが望ましい」とありますが(第1刷p393の21行目)、複数の孔がいずれも梁の高さの中央に無い場合は、「円形孔の中心間隔」はどのように考えるべきでしょうか。(下図のL1又はL2、どちらで考えればよろしいでしょうか。)
(匿名希望)
回答
47 2021.12.6 19条  P330(3)開口上下の付加曲げモーメントに対する検討において、開口間の梁に作用するせん断力QBが示されています。あくまで開口補強の横筋の計算のために導かれたせん断力ですが、実状このQBが梁に作用していると考えた場合梁のせん断耐力(垂壁、腰壁を含む)QuがQBを上回る必要があると考えます。ただし現実的には耐震壁付きの梁STPは壁縦筋と同程度の配筋をする程度の目安しかないため、計算すればQu<QBとなるケースがほとんどだと感じます。とするとQBが作用していると仮定して、横補強筋を算定するのはあまりに不合理だと思いますが、どのようにお考えでしょうか。Qu>QBとなるように設計すべきだとすれば、現実的ではない梁断面が必要になるかと思います。
(匿名希望)
回答
46 2021.9.3 22条  大阪府適判指針の基礎の捩じれ耐力において、Bachの式の問題点が書かれており、ある時から、RC規準に当式は記載されないようになった旨が書かれていますが、2018年版では記載が復活している理由は何なのでしょうか。
(あい設計 寺島雄一郎)
回答
45 2021.9.3 15条  P.180の1〜7行目に、あばら筋の配筋について記載があります。設計として、主筋量を減らす必要があり(たとえば杭や免震装置の引き抜きを抑えるために、梁の入力せん断力を制御したい時など)、やむを得ず主筋間隔が広くなって、ひび割れ筋を軸方向に配筋する場合に、以下について教えてください。たとえば、上端5-D32、下端3-D32+2-D16(ひび割れ筋)、あばら筋4-D13@200のケースで、あばら筋を、ひび割れ筋の周りに配筋する場合についてです。
  1. ひび割れ筋は、曲げ耐力に寄与させないために、柱定着させない鉄筋であり、その意味で、トラス機構を形成しない可能性がありますが、靭性に影響ありますでしょうか。もちろん、影響が無いとは思っていませんが、かと言って、必ずしも良くないかどうかの判断も難しいと思っているので、何か知見あれば知りたいです。
  2. 「あばら筋は引張材として、、、主筋にたがをはめたように囲むことが必要である」という内容は、外周のあばら筋についての記載でしょうか。それとも、副あばら筋についても言及されていますか。
  3. 「幅の広い梁や主筋が、、、、副あばら筋を併用するなどして、曲げ降伏後の靭性を確保できるように配筋するのが望ましい」とありますが、この場合、副あばら筋は、柱に定着させる主筋に結束する必要がありますか。
  4. 上記3.のなかで「曲げ降伏後の靭性を確保できるように」とありますが、具体的には、どのようなことでしょうか。参考文献や、実験結果などによる記載であれば、参考資料を教えてください。
(株式会社大林組 構造設計部 熊谷由章)
回答
44 2021.9.3 18条  RC規準2010年版に関するQ&A-No.6に以下の質問と回答が出ています。
質問:片持ちスラブ及び片持ち梁については実務的に係数としてどの程度が適正ですか?
回答:片持ち梁に限らずせいの小さい梁については付7.の長期たわみ計算法にてチェックして下さい。
上記の回答について以下に質問いたします。ここでいう「長期たわみ計算法」とは、2010年版P.464〜、2018年版P.502〜の部分を指していますか。これらの計算法の根拠となった実験等は、梁またはスラブの両端が支持されている部材についてのものと思われますが、片持ち梁にもそのまま適用できるのでしょうか。その根拠となる資料があればお示しください。
(一般財団法人日本建築センター 構造判定部 小林祥一)
回答
43 2021.9.3 22条 【計算例】小梁を支持する大梁のねじりに対する検討(p.411)
 as = 999 mm2(長期)の計算過程について教えて下さい。こちらで手計算をするとas = 905 mm2となります。
<手計算結果>
 as = T×ψ0 /(2×sft×A0)・・・(解22.15)
 T = 42 kNm = 42×106 Nmm
 ψ0 = 2040 mm
 sft = 215N/mm2(軸方向筋については、腹筋の鋼種については特に記載がないため、大梁主筋のSD345、D22よりsft = 215N/mm2と判断。)
 A0 = 220100 mm2
 as = 42×106×2040 /(2×215×220100)= 905mm2
となります。
 sft = 195 N/mm2とすると、as = 999 mm2となり、記載されているasと一致します。大梁主筋はD29未満であるため、sft = 215 N/mm2だと思うのですが、as = 999mm2となる途中計算を教えてください。 また、sftは「軸方向筋の許容引張応力度」と定義されていますが、軸方向筋とは腹筋ではなく主筋のみを指しているという認識でよろしいのでしょうか。もし腹筋も含むのであれば、大梁がSD345、腹筋がSD295Aの場合、sftの値はasが過小評価にならないように最小値をとるのでしょうか?
(匿名希望)
回答
42 2021.8.2 付11  P537 6.4)には柱の出隅部フックについて図があります。これによると柱頭部も壁が取り付く場合は出隅部にフックは不要と読み取れます。
 通常耐震壁が取り付く柱であっても柱頭の四隅にはフックを設けていますが、本来は不要であると考えてよいでしょうか。
 さらに考えると、柱と同面で梁があり、P243の必要定着長ℓabを直線定着で満足できる場合も、四隅にフック不要と考えてよいでしょうか。
(匿名希望)
回答
41 2021.8.2 22条
20条
  1. 梁ねじり補強について、p.405ではBachの式が再掲されました。このBachの式にてコンクリートの許容せん断応力度fs>τmaxとなる場合、コンクリートにはせん断ひび割れは生じず、ねじれ補強のためのSTPや腹筋は不要と考えてよいのでしょうか。
    またp.408ではせん断補強筋を0.1%は少なくとも入れるようにありますが、「捻れに必要なpw + 0.1%かつ0.2%以上」という判断でしょうか。せん断検討時にαを考慮してコンクリート断面のみでせん断力を負担できる場合0.1%は不要で、「捻れに必要なpwかつ0.2%以上」と考えてもよろしいでしょうか。
    (匿名希望1)
  2. 杭頭曲げのねじり応力による基礎フーチングの検討で、p.407に記載されている(解22.13)〜(解22.15)式を採用してねじりの検討をする際、長方形断面梁を対象とした算定方法のため、梁の構造規定(pw≧0.2%)を満足させないといけないのでしょうか?
    (匿名希望2)
回答
40 2021.6.2 20条  P385基礎の圧縮ストラットのAs算出の係数が0.8とされていますが参考文献によれば0.9とした場合も概ね1.00を超えております。
 P384の計算例は偏心が400と大きく、傾斜角も76°程度ですが、偏心が100〜150で傾斜角85°以上の場合にも0.8を採用するのは不合理と考えます。例えば傾斜角85°以上なら0.9、85°未満なら0.8等の見解を示してはいただけませんか。
 こちらの計算例が明示されていると、適合性判定等では0.8で計算するほか無いという判断になりがちです。
 設計者としてフレキシブルな対応ができるようにしていただきたいと思います。
(匿名希望)
回答
39 2021.6.2
2021.8.2修正
20条
  1. A図の様に、杭の配置が柱芯に対して、X方向は対称、Y方向は非対称の場合、「By = 1600」をせん断面としたせん断設計で、(20.5)式、適用の可否について、ご教示ください。
    また、A図には、Y方向に偏心曲げ応力(M = P・ey)を負担できる基礎梁が配置されていますが、B図の様に基礎梁が配置されていない場合、「By=1600」をせん断面としたせん断設計で、(20.5)式、適用の可否について、ご教示ください。
  2. 「杭の配置が柱芯に対して左右対称なものを対象とする」とした、その理由をご教示ください。
(匿名希望)
回答
38 2020.10.26 19条
  1. 連層耐震壁の中間階の梁について
    1. 2010年版のp.322-L.4〜には梁型を設ける場合の条件として3項目の記載がありましたが、2018年版には記載がありません。記載されなくなった理由を教えてください。
    2. 連層耐震壁の中間階の梁の上下で耐震壁が平面的にずれる時の注意点または検討すべきことを教えてください。平面的にずれる場合の制限などありましたら、その考え方も教えてください。平面的にずれる場合にねじれで検討し補強することはできますか? ねじれで検討できる場合はその応力はどのように考えればよいですか?
  2. 1999年版までは、「ℓ0:開口部の長さ、h0:開口部の高さ」と記されて1つの開口例を図示されていましたが、2010年版からは2つ以上の開口例が図示され「ℓ0p:開口部の投影長さの和、h0p:開口部の投影高さの和」と記されています。基本的な開口補強筋の算出方法は変わっていないと思われます。ℓ0pと h0pとで算出された開口補強筋は複数の開口それぞれに補強すると考えてよいですか?
(匿名希望)
回答
37 2020.7.27 16条
  1. D35以上の鉄筋には原則として重ね継手は設けないとありますが、理由を教えていただきたいです。JASS 5 2018内 10.10鉄筋の重ね継手(P351) には、かぶりコンクリートの割裂を伴いやすいので〜 とありますが、こちらが理由となるのでしょうか。
  2. (16.12)(16.13)の式はD35の鉄筋には対応しているのでしょうか。
(匿名希望)
回答
36 2020.3.19 22条  前版(2010年版)より、損傷制御のための梁の短期許容せん断力(15.3)式が規定(p.155)され、その式が導出された考え方やその式の妥当性を説明するための文献紹介が解説に記載(pp.167〜168)されていますが、(解22.2)式については、その式が導出された考え方が解説に記載(pp.394〜395)されているのみですので、その妥当性についての説明を追記いただければと考えます。無開孔梁で制御目標としているひび割れ幅と同程度に、有開孔の場合のひび割れ幅が制御できる式であることが、実験的または解析的な研究などで明らかになっているのでしょうか。
 なお、上記は、損傷制御のための梁の短期許容せん断力についてですが、孔周囲の長期許容せん断力(解22.1)式の妥当性についての説明も追記いただければと考えます。
(JSCA本部 RC分科会)
回答
35 2020.3.19 15条  RC規準では、柱梁接合部のせん断破壊を対象として、靭性保証型指針のせん断強度式に基づく設計法となっていますが、将来的には、「鉄筋コンクリート構造保有水平耐力計算規準(案)・同解説」(以下、「保有耐力規準案」と略)などで採用されている接合部降伏破壊に基づく設計法を取り入れる考えはあるのでしょうか。
(JSCA本部 RC分科会)
回答
34 2020.3.19 15条  RC規準では、柱梁接合部の帯筋比が0.2%以上という規定になっていますが、「鉄筋コンクリート造建物の靱性保証型耐震設計指針・同解説」(以下、「靭性保証型指針」と略)では、0.3%以上という規定になっています。この相違は、将来的には一本化されていくという認識で宜しいのでしょうか?
(JSCA中部支部 RC分科会)
回答
33 2020.3.19 8条 規準8条(P. 81の下から4行目):降伏点剛性低下率について
 下端引張時(スラブ圧縮)の降伏点剛性低下率αyの算定方法、上端引張時(スラブ引張)の降伏点剛性低下率αyの算定方法が解説され、次ページ(P. 82)で「このαyを、(解8.24)式に従って、T型梁に対する長方形梁の断面二次モーメントの比で低減する.下記αy'をT型梁としての降伏点剛性低下率とする.」とあります。
 規準の改ページの関係から「このαy 」が、上端引張時だけに係る記述であるのか、下端引張時及び上端引張時の両方に係る記述であるのか不明です。
 上端引張時(スラブ引張)だけに係る記述と考えてよろしいでしょうか。
(JSCA本部 RC分科会)
回答
32 2020.3.19 付7 「2.4 端部筋の抜出しを考慮したスラブの長期たわみ計算法」について
 計算例の計算過程が追加されましたが、計算過程についてもう少し説明を記載して頂けないでしょうか。
  1. p.514より、等価断面二次モーメントIe2の式には15乗の記載がありますが、なにか理由がありますか。
  2. p.519より、クリープ係数φは常に3.0ですか。
(JSCA関西支部 RC分科会)
回答
31 2020.3.19 付7
  1. 「1.2 曲げひび割れ幅算定式」について
     「曲げひび割れ幅算定式におけるスラブの有効引張断面積の計算方法」を見直した理由は何でしょうか。式の簡略化のみでしょうか。
  2. 「1.4 スラブの曲げひび割れ幅から定まる鉄筋応力度」について
     「スラブの曲げひび割れ幅から定まる鉄筋応力度の簡便な求め方」として「簡易計算式」から「算定図表による方法」に変更した理由は何でしょうか。グラフを作成した計算式の一例を示して頂けますでしょうか。
(JSCA関西支部 RC分科会)
回答
30 2020.3.19 18条
  1. 昔から使用されているスラブのたわみ倍率16は大きいと感じます。最新の知見などにより変更するなどの予定はあるでしょうか。ご見解をお聞かせいただければありがたいです。
  2. 片持ちスラブの長期たわみ増大率について
     「片持ちスラブの長期たわみ増大率」を周辺固定スラブと同じK = 16とした根拠を本文の中でも詳しく示して頂けないでしょうか。また、講習会時に根拠として提示されていた「要因毎の長期たわみ増大率」のグラフを本文内に掲載していただきたいです。
     そのグラフの作成のための計算方法、実験方法とその数値の整理の仕方も教えていただけないでしょうか。
     加えて、どのように計算したのか、計算例もあわせて教えてご教授願えれば幸いです。
(JSCA関西支部 RC分科会)
回答
29 2020.3.19 付7
  1. 18条および付7の床スラブについて
     曲げひび割れ幅算定式等の「式の簡略化」や「図表の改定」、「計算例の追加」が主な改定と考えますが、全般的に改定の意図とこの章の位置づけを教えてください。また、改定講習会の説明資料にあって本文中にない資料が多くありましたので、補足資料や数値の根拠を本文中にさらに追加していただけないでしょうか。
  2. 長期たわみ計算に用いる「乾燥収縮ひずみに関する知見」について
     600μとするとたわみがスパンの250分の1を超えてしまうことがあるため、400μを設計者判断で使用可能とした、という理解でよろしいでしょうか。
     また、「400μは仕上げ施工時以降の乾燥収縮を対象とし、部材寸法、仕上げ等の影響を考慮して設定したもの」とありますが、これらの影響について定量的に数値を示して頂くことは可能でしょうか。
     「直仕上げスラブとする場合(p.519、520)」において、どういうときに乾燥収縮ひずみを600μと考えたほうがよいか、設計者として判断する際の資料、例示を追加していただけないでしょうか。
(JSCA関西支部 RC分科会)
回答
28 2020.3.19 20条
  1. 規準20条(P. 41-42)に、杭基礎の場合、pw ≧0.2%を配する条件でαを考慮できる旨追記されましたが、直接基礎の場合もpw ≧0.2%を配すればαを考慮できると考えて宜しいでしょうか?
    また、べた基礎についても、せん断補強筋(pw ≧0.2%)を配すればαを考慮できると考えて宜しいでしょうか?
    (JSCA中部支部 RC分科会)
  2. 基礎スラブの許容せん断力について、適切なディテールのせん断補強筋比がpw = 0.2%以上で配筋とありますが、やはりαを考慮する条件として、0.2%は必須でしょうか?
    また、αの範囲は1≦α≦2でしょうか?
    (JSCA本部 RC分科会)
回答
27 2020.3.19 16条 付着割裂強度式について:
 RC規準の付着割裂強度は藤井・森田の提案式から、靭性保証型指針の付着割裂強度は小谷・前田の提案式から導かれています。靭性保証型指針p. 179では小谷・前田の提案式の精度が良いので採用した旨の解説がありますが、RC規準では付着割裂強度式の精度について言及がありません。設計者としては、各々式の特徴や精度を把握して採用式を決定したいのですが、RC規準に付着割裂強度式の特徴や精度についての解説を加えて頂けないでしょうか?
(JSCA関西支部 RC分科会)
回答
26 2020.3.9 16条 大地震動に対する安全性の検討について:
 2010年版では、「耐震壁が地震力の大半を負担する柱梁部材などの付着割裂破壊を生じる恐れがない場合は、算定を省略してよい」との記述がありましたが、2018年版では、安全性検討用の鉄筋引張応力度を定めて検討するとなっています。曲げ降伏する可能性が低い部材についても検討するように扱いが変更されていますが、変更された理由や経緯について教えてください。
(JSCA関西支部 RC分科会)
回答
25 2020.3.19 20条  計算例において、基礎スラブの短期許容せん断力応力度=コンクリートの短期許容せん断応力度(1.05)として検討されていますが、αを考慮するのであれば、P155(15.3)式のように2/3倍する必要はありませんか。
(匿名希望)
回答
24 2020.3.19 15条 15条3.(2)柱梁接合部の許容せん断力と設計用せん断力について
  1. P.184(解15.19)式の形状係数κについて、両側に取り付く梁の片側が片持梁であっても、一般階で十字形(κ=1.0)、最上階でT形(κ=0.7)を採用してよろしいでしょうか。またDjを柱せいとしてよろしいでしょうか。
    同様に最上階に片持ち柱が取り付く場合、外端部で卜形(κ=0.7)、内端部で十字形(κ=1.0)を採用してよろしいでしょうか。
  2. 直交梁による補正係数φについて、両側に取り付く梁の片側が片持梁であっても、φ=1.0を採用してよろしいでしょうか。
  3. 杭基礎の場合、杭頭モーメントや基礎の偏心モーメントなどの影響により、特に外端部では基礎梁主筋が増大するため、L形κ=0.4では梁断面が過大になります。既成杭の杭基礎であっても、接合部は卜形としてのκ=0.7を使用できませんか。
  4. P.187 (解15.27)式において片側が片持梁の場合、T'=0としてよろしいでしょうか。通常の外端接合部では大梁の上端引張時で決まるため安全側と思われます。
(匿名希望)
回答
23 2020.3.19 19条 P334 計算例の内容について
  1. 解説図19.33(a)で、梁d=500、柱d=750となっていますが、梁b=500、柱b=750の誤りではないでしょうか。
  2. P335 短期許容せん断力Q2=3811kNは、柱の拘束係数α=1.5で算出されていると思いますが、この例のように縦長の開口が柱に接していても、α=1.5として問題ありませんか。
  3. P335 開口補強に有効な鉄筋量で、Av、Ahは開口補強筋のみの断面積となっていますが、これに開口端から500の範囲の壁筋2-D13の断面積を追加してもかまいませんか。
  4. P334 梁のスタラップが開口上下のみ、2-D13@125 とされています。構造規定には見当たりませんが、何らかの検討に基づいたものであれば、その根拠についてご教示をお願いします。
(匿名希望)
回答
22 2020.3.19 20条
  1. p372上から6行目に「基礎梁から離れた位置の杭頭モーメントをy方向の基礎梁に伝達するために・・・(中略)・・・検討する必要がある。」とありますが,「離れた位置」の目安として,柱面又は基礎梁面から基礎せいの1/2程度の範囲に杭が収まっていれば,ねじりの検討は不要と考えてよろしいでしょうか。
  2. p372下から10行目に「付着検定面は,原則として杭芯位置とし,」とありますが,「柱面位置」の誤りではないでしょうか。下から3行目以下を読みますと,テンションシフトを考慮してもしなくても,結局,付着長さは,杭芯から鉄筋外端の折曲げ開始点までの(dを減じない)長さになると解釈できます。
(匿名希望)
回答
21 2019.10.28 20条  ℓpは柱フェイスから杭芯までの距離となっていますが,杭芯が柱内に入る場合,ℓpは負値になるのですか? p365の(C)の場合,ℓpはxp/2に置き換えてよろしいでしょうか。
(匿名希望)
回答
20 2019.10.1 20条  複数の杭が剛接合された基礎スラブは、地震時に正曲げと負曲げが作用する(例えば解説図20.26)ことを想定し,複筋比は0.5以上とすると記載されています。
 下図のような2本の杭が剛接合された基礎スラブで,杭の直上に基礎梁がある場合は、杭頭から伝達される曲げモーメントとせん断力は,基礎梁が負担するものとして設計できるため、このようなケースでは、複筋比は0.5以上を含む構造規定は適用しなくてもよいと判断してもよいでしょうか。
2本杭で4方向基礎梁の場合杭頭モーメント
(c) 杭頭モーメント
2本杭で4方向基礎梁の場合解説図20.26 基礎スラブの設計用応力(地震時荷重)
(JSCA関西支部 RC分科会)
回答
19 2019.10.1 16条
  1. p.217に、靱性保証型指針によって付着に対する安全性の検討を行えば、16条の安全性の検討は省略できるとあります。靱性保証型指針p18の設計用付着応力度について、せん断ひび割れを生じないことが確かめられた場合、式(6.8.1)のL−dをLとしてもよろしいでしょうか。
  2. p.210では、せん断ひび割れの発生の判断に、15条の(15.1)式、(解15.1)、(解15.8)式を用いてよいとあります。せん断ひび割れの確認の式として,靱性保証型指針p.15のせん断ひび割れ強度Vcの式(6.2.1)を用いて行って問題ないでしょうか。
(匿名希望)
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18 2019.10.1 16条  大地震動に対して曲げ降伏しないことが確かめられた部材ですべて通し配筋とする場合に付着の安全性の検討を省略できると記載がありますが(P215),「大地震動に対して曲げ降伏しないこと」とは保有水平耐力計算時にヒンジが形成されていないことと同義と考えてよろしいでしょうか。
 上記の方法で確認する場合,ルート1や2のように保有水平耐力計算を行わないルートで設計している場合については,検討の省略は不可という扱いなのでしょうか。
(匿名希望)
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17 2019.8.19 20条
  1. 地中梁がx方向,y方向共にない場合,杭芯と柱芯を偏心させることは可能でしょうか。可能の場合,何に注意すればよいか教えてください。
    (匿名希望1)
  2. 計算例4について,基礎スラブ内下端筋の計算をしているが,この基礎スラブタイは基礎梁下端圧縮力と釣合うことで,ほとんど無視できるのではないでしょうか。18-D25を基礎スラブ下端にも配置するのは不合理だと思われます。
    (匿名希望2)
  3. 引張軸力が働く場合はどの様に考えればいいですか。
    (匿名希望3)
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16 2019.7.23 19条  19条でピロティ見上げの枠梁について以下の解説が追加されたと思います。
「枠梁端部の曲げモーメントは下階引張柱の柱頭曲げモーメントと等しいと考える」
これを以下のように解釈を拡大して検討を行っても問題ないでしょうか。
節点位置でのモーメントの釣り合いを仮定し
 (上階壁付柱の柱単体での曲げ耐力+枠梁の曲げ耐力)≧ 下階引張柱の柱頭曲げ耐力
を確認する。
(有限会社スパン設計 結束 光)
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15 2019.7.23 19条  19条開口による低減でr3の運用には、壁梁(境界梁)のせん断耐力を確認する旨解説がありました。具体的な確認方法を例示して頂けないでしょうか。(例えば、別途、2枚の耐力壁と境界梁でモデル化して、メカニズム時の境界梁のせん断余裕度を○○○以上確保する、など)
(有限会社スパン設計 結束 光)
回答
14 2019.7.23 14条  2010版では圧縮鉄筋が先に降伏する場合の鉄筋強度とコンクリート強度を示した表がありましたが、今回削除されています。これの意図はなんでしょうか。2010版を参考にしても問題ありませんか。
(匿名希望)
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13 2019.7.23 19条
  1. 連層耐震壁の最上階の枠梁について、図19.7(b)に示されていますので、壁と同厚とすることは問題ないということだと思いますが、都市再生機構の壁式ラーメンの標準図(壁梁付:ダブル配筋 最小壁厚W180)のように、あばら筋を設けず、壁筋を屋根スラブまで定着させるような計画は可能でしょうか。
  2. ③鉛直軸力の負担が小さい壁では、「地震力のみを負担するように計画された壁部材では、端部の配筋は柱の構造規定を満足する必要はない。」とされ、C大きな開口の周囲に付加する柱型や袖壁端部に付加する柱型などは、「この柱はなくても鉛直荷重は支持しうるので、上記のような構造規定で必要断面積を決めるのは明らかに過剰である場合が多い。」とされていますが、このような耐震壁の端部は柱型拘束域に該当するため、少なくとも、帯筋が必要と考えてよろしいですか。
     また,P339,9行目以降の柱型拘束域の解説について、「柱型拘束域は柱と同様な配筋とする部位であって、配筋量、断面形状はとくに規定しない。配筋、形状が柱の構造規定(最小規定)を満足しない場合も含まれる。」とありますが、この構造規定とは建築基準法施行令第77条の帯筋比等を満足する必要がないということですか。
(匿名希望)
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12 2019.5.10 16条  通し筋は両側柱に定着されていて引張降伏することが可能と思っています。カットオフ筋と違い通し筋に付着力は必要ないと考えます。鉄筋の定着力が十分あれば圧縮側コンクリートの支圧力で鉄筋を支えれば,トラス効果;鉄筋と圧縮側のコンクリート・柱の三角形で釣り合う機構ができます。ヒンジ〜梁側の定着長が十分あれば主筋の降伏までコンクリートの支圧力が鉄筋に引張力として伝達されませんでしょうか?
 短期的にはΔMで生じる引張力ΔTを鉄筋の周長より求めた付着力で検討するのはやむを得ないと思います。しかし,実際には鉄筋の内側面(圧縮側)のコンクリート面でしか引張力(せん断力)を伝達できません。終局的には支圧等で鉄筋が降伏するとして,通し筋を付着計算から除外してよいのではないか。
 降伏のメカニズムは以下と考えます。
主筋降伏のメカニズム
節点の回転により引張側の鉄筋が内部コンクリートから外に突き出す力を受けて伸びΔTが生じる。
この降伏エリアではコンクリートと鉄筋は引張側なので付着力は生じない。
降伏領域左右に十分な定着がされていれば,主筋は降伏する。
したがって,通し筋は付着検討の対象外と考える。
(匿名希望)
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11 2019.5.10 付7  P514の(3)乾燥収縮によるたわみ倍率の記述で、φsheはスパン中央部の値とする事が示されています。2010年版では「φsheは端部(φshe1)と中央部(φshe2)の値の平均値とする」となっておりました。2018年版でφsheをスパン中央部のみで検討する事と変更されたのはどのような理由によるものでしょうか? スラブ端部での乾燥収縮の可能性はあまり考えなくて良いという事なのでしょうか?
(尚、計算例P519の7行目φshcr2の計算過程でdの値がφshg2の値に誤記となっているように思います。)
(匿名希望)
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10 2019.5.10 16条
  1. P220f)2)曲げ降伏を許容しないカットオフ筋の付着について
     「その他の記号については、修正係数がα2=0.75とし」とありますが、1段目のカットオフ筋を検討する場合はα2=1.0としてよろしいでしょうか。
  2. 計算例における有効せいdについて
     P236で上端筋1段目通し筋の付着応力度τDを求める際に、dは一段目のd1を使用していますが、2段目の通し筋を検討する際には2段目のd2を使用してよろしいでしょうか。
     P237で2段目のカットオフ筋の付着応力度τDを求める際には、全主筋によるdeを使用していますが、d2を使用するのは問題ありますか。
     また、1段目のカットオフ筋を検討する際には、1段目のd1を使用してよろしいでしょうか。
(匿名希望)
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9 2019.5.10 22条  解説図22.5で,孔周囲の補強筋の有効な範囲c内のasに開孔上下の補強筋を考慮したいのですが可能でしょうか。1988年版では考慮していました。1999年版の計算例では開孔上下のasは考慮しないようでした。ちなみにあるメーカーに問い合わせたところそのメーカーの既製品は開孔上下のasも考慮して認定を取得したとのことです。
(匿名希望)
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8 2019.5.10 16条  P.204の16条の下から6行目の記載において、「C」の内容として、『鉄筋間のあき寸法、最小かぶり厚さの3倍、5db以下』と記載されているが、その下のCを計算する(16.10)式に「鉄筋間のあき寸法」の記載がないのでは。また、計算例も「鉄筋間のあき寸法」の記載がない。「鉄筋間のあき寸法」を考慮しない理由を教えてください。
(匿名希望)
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7 2019.5.10 16条  16条安全性確保のための検討で、σDy=規格降伏点×1.1と定義されていますが、靭性指針による付着割裂破壊の検討では、ヒンジを計画する場合は、検討用応力としてσyu(上限強度)を採用しています。今回の改定でΔσの取り方については、靭性指針式と同じ緩和をされているようなので、この違いに何らかの理由がありましたら教えて頂きたいです。
(有限会社スパン設計 結束 光)
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6 2019.5.10 15条  P.157 柱梁接合部の許容せん断力算出式内でbjの定義として、「・・・またはD/4の小さい方とし・・・」とあります。一方、黄色本2015年版P.680では「・・・またはDj/4の小さい方・・・」とあり、DかDjで算定方法が異なっています。この違いについて、理由、見解等ありましたら教えて頂きたいです。
(有限会社スパン設計 結束 光)
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5 2019.5.10
2023.3.1加筆
20条
  1. 複数杭が剛接合された基礎スラブの上端配筋について
    1. 基礎梁が両方向にある場合でも,複配筋とする必要はありますか? 柱脚曲げ応力は全て基礎梁で負担するため,上側引張にはならないと思いますが・・・
    2. 基礎梁が両方向にある場合でも,基礎主筋端部はスラブせいの中心を越えて10db以上延長させる必要はありますか? 基礎梁がある場合は,従来のように20d立上げでは問題ありますか?
      (匿名希望1)
    3. 複数の杭が剛接合された基礎であっても従来の方法により算定する(杭頭曲げの影響は別途検討する)場合は,ⅲ)の構造規定に従わなくてよろしいか。
      (匿名希望2)
  2. 複数杭が剛接合された基礎スラブの複筋比について
    1. 20条5.(3)ⅲ)a)において,複筋比は0.5以上とあり,解説(p368)に「断面算定位置で上端引張となることが想定されるので・・・」とありますが,想定しうる上端引張の必要鉄筋があれば複筋比0.5以上の縛りを設ける必要はないのではないでしょうか。13条の梁においても,軽量コンクリートでなければ複筋比の縛りはありません。
       柱の長期軸力が大きい場合,下端筋の鉄筋量がかなり多くなるため,上端筋に不必要な鉄筋量を配筋しなければならなくなります。
      (匿名希望3)
    2. ⅲ)基礎スラブの構造規定a)の複筋比0.5以上の規定は,計算上必要な袴筋を設けた場合,準拠しなくてもよろしいでしょうか。また,許容せん断力のαは,上記の複筋比0.5以上を満足しない場合でも,考慮してよろしいでしょうか。(併せて,複筋比0.5以上の根拠を教えていただけましたら幸いです。)
      (匿名希望4)
回答
4 2019.3.9 16条  16条において、曲げ降伏しない、全て通し配筋である、荒川式によるせん断の安全性の検討を行った場合に、付着の安全性の検討は省略して良い旨記載がなされました。2007年版のICBAのQ&Aでは、「曲げ降伏しない」という条件は付与されていません。この条件を付与した理由をお聞きしたいです。
(有限会社スパン設計 結束 光)
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3 2019.3.9 20条  基礎スラブのせん断耐力にアーチ機構のαを加算する場合、設計せん断力には大地震時の安全性確保のための割増としてn=1.5倍(または2倍)の考慮が必要でしょうか。梁のようにスラブが取り付くことや鉄筋の降伏強度の上昇による曲げ耐力の増加の影響はあまり無いものと思いますので、不要と思うのですが。
(匿名希望)
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2 2019.3.9 16条  安全性確保のための付着の検討について(16.5)式、(16.6)式では2018年改定より、計算用の鉄筋引張応力度が降伏応力度σyではなく、σDとなり、曲げ降伏しない部材の鉄筋引張応力度は存在応力を基に算定できるように緩和されました。
 他方で、多段配筋梁で主筋が曲げ降伏せずせん断補強筋が十分にある場合の検討式とされる(解16.7)式、(解16.8)式では、鉄筋引張応力度には降伏応力度σyを採用し、解説p.223では「曲げ降伏しない部材であっても、安全側に降伏応力度σyを用いて算定するものとし」とあります。(解16.7)式の内容は本文の改定内容と相違するように感じられますが、せん断補強筋の効果について、現状では実験・研究結果等が不足しているため安全側の数値を採っているという事でしょうか。(設計判断としても、特別な実験・研究結果が無ければσyとするべきという事でしょうか。)
 今後の改定等で、(解16.7)式の鉄筋引張応力度がσyから変更となる(緩和される)余地がある、あるいは、 (解16.7)式自体が撤回・変更される(設計として厳しくなる)可能性もあると考えてよろしいですか。
(匿名希望)
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1 2019.3.9 16条 せん断ひび割れの生じない梁材のカットオフ筋構造規定
 せん断ひび割れの生じない梁材で,付着長さがℓ'以上,(16.6)式で満足する場合,ℓ'+ dの構造規定は準拠しなくてもよろしいでしょうか。
(匿名希望)
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