壁式構造運営委員会 |
委員会の目的 |
設置目的 本運営委員会は,耐力壁・スラブからなる鉄筋コンクリート系ならびに組積系壁式構造 の調査研究を行う諸小委員会やワーキンググループ等を統括調整して,当該構造に関する 研究の促進,設計指針・諸技術資料の整備などを行う。その成果を会員の設計活動などに 還元するとともに,市民生活における安全・安心,居住性の向上などに寄与することを 目的とする。 委員会の位置付け 安全かつ合理的でより良い居住性を持つRC系ならびに組積系壁式構造の実現に向けて、 学術的・実務的な諸問題解決のために、専門家の立場ならびに市民の立場の両面で活動す る場は日本建築学会をおいて他に無い。この目的達成に向けて、小委員会およびワーキン ググループを組織して活動する上で、諸活動の企画・調整・運営を行う本運営委員会が不 可欠である。 活動計画 壁式RC造においてはその普及を目指し,その高い耐震性能の適正な評価,魅力ある構造 形式を提案する。また,これまでのストックの活用技術の提案を行う。組積系壁式構造に おいては,現行の設計規準の整備としつつ,より耐震性・耐久性に優れる鉄筋コンクリー ト組積造(RM造)へ誘導するとともに,ブロック塀の適正な設計施工のためのマニュアル を整備する。また,途上国における組積系住宅の耐震性向上のための技術移転を図る。
1) 運営委員会が所轄する各種の補強組積造設計規準について,現状を反映してより合理的 で使いやすくするための改定を目指す。 2) 運営委員会が所轄する現場施工の壁式RC造建物および壁式プレキャスト鉄筋コンクリート 造設計計算規準をより合理的で使いやすく,かつ耐震等級認定,長期優良住宅認定, ストックの活用を目指した検討を行う。 3) 耐震性・耐久性に優れる鉄筋コンクリート組積造(RM造)の設計法に関して,過去の 実験データを整理して強度式に反映するとともに,今後の課題についても検討する。 4) 壁式RC造において開放的な空間が実現可能な壁式鉄筋コンクリート厚肉床壁構造の 設計法について,今後の課題を検討する。 5) 運営委員会が所轄する各種の壁式構造に関する配筋指針を改定する。 6) コンクリートブロック塀に関する設計施工マニュアルを作成する。 7) 主に途上国を対象とした組積造建物(住宅建築,歴史的建造物,帳壁構造)の地震災害 の軽減化に資する技術資料の作成と技術移転を目標とした活動を行う。 |
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