壁式鉄筋コンクリート造設計・計算規準作成小委員会 |
小委員会の目的 |
設置目的
現行「壁式構造関係設計規準集・同解説(壁式鉄筋コンクリート造編)」には、整形な壁
式鉄筋コンクリート造(以下、壁式RC造と呼称)建物を対象とする「壁式鉄筋コンクリー
ト造設計規準・同解説」(以下、設計規準と略記)と、設計自由度をより高めた不整形な壁
式鉄筋コンクリート造建物を対象とする「壁式鉄筋コンクリート造計算規準・同解説」(以
下、計算規準と略記)が記載されている。
設計規準は1952(昭和27)年に作成され何度か改定されたもので、計算規準は1989年に作
成された「壁式鉄筋コンクリート造計算規準(案)・同解説」に端を発している。両規準は、
最小壁量規定、階高規定、水平荷重時応力解析法等が異なるものの、基本的には平成13年国
土交通省告示第1026号の規定を満たす壁式RC造建物の構造設計法を記載しているものの、
壁式RC造建物に対する構造関係規準が二つ存在することは、ユーザーにとって活用し難い
状況にある。
また、1983(昭和58)年に本会より刊行された「壁式プレキャスト鉄筋コンクリート造設
計規準・同解説」は、これまで一度も改定されておらず、改正告示第1026号や最新版JASS
10にも対応していない。
本小委員会においては、2008年度に活動した「壁式鉄筋コンクリート造統一設計規準検討
WG」の成果を基に、現場施工の壁式RC造建物および壁式プレキャスト鉄筋コンクリート
造の統一的な構造設計・計算規準を作成することを目的とする。
委員会の位置付け
平成13年国土交通省告示第1026号に基づく現場施工および壁式プレキャストRC造建物の
統一的な構造設計・計算規準を作成し、壁式RC造の設計関係者への有効な構造技術資料の
提供することにより、学会活動の成果を会員をはじめ、社会へ還元することが可能となる。
活動計画
初年度:「(仮称)壁式鉄筋コンクリート構造設計・計算規準および同解説」本文原案の作成
2年度:「(仮称)壁式鉄筋コンクリート構造設計・計算規準および同解説」本文・解説原案
の作成
3年度:「(仮称)壁式鉄筋コンクリート構造設計・計算規準および同解説」本文・解説案作成
4年度:壁式構造運営委員会および構造本委員会の査読および査読コメント対応ならびに
最終版の作成
期待される成果
期待される成果:壁式鉄筋コンクリート構造設計・計算規準および同解説」の作成
公表方法 :書籍として刊行
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日本建築学会>常置研究委員会組織>壁式構造運営委員会
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