農村計画本委員会 議事録  


日時:2005年9月1日 12:00〜13:00

場所:近畿大学/33号棟405号教室

出席者:委員長 伊藤庸一
      幹 事 岡田知子・鎌田元弘・斎尾直子
      委 員 小浦博子・沼野夏生・藍澤宏・中島熙八郎・蟹江好弘・川嶋雅章・三橋伸夫・菊池成朋
       山崎寿一・糸長浩司・伴丈正志・神吉紀世子・後藤隆太郎・齋藤雪彦・前田真子
       大沼正寛・楊川武志・瀬沼頼子・柴田加奈子
            (敬称略)


<議 事>
1.委員会予算執行状況

 委員長より、「本委員会、集住文化小委、ラーバン小委、以外の小委は8/10時点で使用されておらず、使用予定の小委員会は早めの執行と、全ての小委に対し、期間いっぱいの活発な活動を期待する」旨の報告がなされた。

2.2005年度近畿大会の日程等

 本委員会、OS、PD、研究協議会、懇親会、総合研究協議会、一般・ポスター講演発表の日程確認を行った。
 講演発表については、一押し講演梗概推薦・セッション講評、ポスターセッションデジタル化について、司会の方々への協力依頼があった。


3.2005年度活動成果報告会&06年度改組について

 小委員会は今年度で期間終了のため、06年度に向けて改組の時期を迎えている。学術推進委員会への次年度・小委員会設置申請は11月中旬が〆切。おおよその今後のスケジュールは以下の通り(委員会活動全てのスケジュール詳細は委員長便り10(050826)参照)。

 
 10月:改組たたき台作成/拡大主査幹事会または本委員会開催  →後日、10/22に決定

 11月:次年度小委員会設置申請を行う/本委員会開催予定
 1月:小委員会活動成果報告会+本委員会開催予定

 改組案をつくるための十分な議論が早急に必要となっているため、改組たたき台作成に向けて、議論を行った。

 本年度、これまでの本委員会と主査幹事会で出された改組についての意見は以下の通り。

○ルール
 原則として、すべての小委は廃止、新たに設置申請。本委員2期4年交替。小委主査も2期4年交替。
 (学会としては、3期6年交代)

○新たな小委員会構成等に対する意見
 ・農村計画分野でしかできない小委員会の設置

 ・農村計画委員会として戦略的に必要なテーマ設定し、小委員会を設置

 ・積極的な活動成果アウトプット(研協・PD・シンポ・出版・報告書・・・)を心がける

 ・将来に向けて農村計画研究を戦略的に長期ビジョンで考える小委員会を設置

 ・社会のニーズや若手研究者を惹きつけるテーマ設定も必要

 ・他の分野にわかりやすい活動成果のプレゼンテーション

 ・民間企業・コンサル等実務者・外部の方々も取り込んでいくため、積極的な参加要請を行う

○新たな小委・WGについてのアイデア
 ・農村計画研究推進WG

 ・委員会運営のためのWG

 ・農村計画研究戦略WG(長期ビジョン作成)

 ・農村計画情報WG(含むデジタルアーカイブ)

 ・アジア農村フォーラムWG(アジア地域における農村計画研究交流)

 ・農山漁村集落自然災害対応・集落再建に関連した小委(←特研委との連携)

 ・農村景観デザインに関連した小委(景観法がらみの検討)

 ・村づくりの主体・組織、新たなむらづくり等に関する小委

 ・農村の子ども環境に関する小委(廃校舎含む学校施設等をからめて特研委との連携)

 ・集住共生デザインに関する小委

 ・農村-都市との共生,農村-都市交流に関する小委

 ・農村国土デザイン、農村環境資産に関する小委

 上記たたき台に対し、会議中出された意見は以下の通り。

<改組方針について>
 ・小委員会設置の意図は、後継者育成・アピール・方向性提示の3つといえる。その点を意識して改変していくべき。
 ・小委は、4年間という活動期間で各テーマごとに出版を目指し、活動期間後、全小委の出版がなされるとシリーズものになる、というような構成づくりはどうか。
 S40年代委員会ができた当時、テーマは「集落系」「住宅系」「地域施設系」であり、そこからスタートした。今後の全体構成はどうなるのか。
 ・出版は難しいテーマもあるが、活動期間内に、提言を出すことは試みたい。
 ・研究者以外の人材を入れることは重要。
 ・ここ5年程度の大会論文からも今後必要なテーマを抽出できるのではないか。

<WG,小委のテーマについて>
 ・農村の空屋、あるいは古民家の活用を、データベースも含めて検討する、というテーマが必要か(農家活用再生小委?)
 ・農家、古民家など家レベルではなく、集落の活用再生の検討も必要ではないか。
 ・農村の子ども環境だけでなく、高齢者環境の検討も必要か。
 ・「農村国土デザイン・農村環境資産」と言うテーマは大きすぎではないか。
   この中を、景観,むらづくり組織,農村空屋活用再生、等と分類できそう。

 ・自然災害は、防災・対応・再建と時系列による検討が必要。
 ・むらづくり組織は、転入者を前提に検討する必要がありそう。
 ・現・ラーバンデザイン小委は都市計画サイドの委員も参加しており、都市との接点・調整の役割も持つ。農村から都市にくい込む勢いでのテーマ設定も必要。
 ・現・エコシステム小委は、地域単位・圏域論や、自立循環システム等、新たなテーマとしてあげつつある。

 その他、改組についての意見や提案は、随時、MLや委員長・主査幹事直接、受け付けることとする。
 また、現小委員会の活動報告全体会議は初の試みであり、可能な限り全小委が報告することとなった(1月開催・本委員会同時開催)。

以上

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