農村計画本委員会 議事録  


日時:2006年6月16日 

場所:大阪工業技術専門学校(近畿支部研究発表会会場内)

出席者:伊藤、岡田、斎尾、木村、重村、山崎、宮川、金、平田、川口、栗原(記録)

資 料:1.2006年度日韓農村建築計画研究交流会(金)
        2.2006年度韓国建築学会訪日団日程案(金)
      3.研究会「中山間地域の今後を展望する」(6/17勉強会資料)(三橋)
      4.国土交通省への提案:中山間地域組織小委員会(三橋)

    
  5.国土交通省への提案:農村居住小委員会(山崎)
    
  6.国土交通省への提案:農山漁村景観小委員会(神吉)
    
  7.国土交通省への提案:被災集落支援小委員会(河野


T.審議事項

1.小委員会の公募
   被災集落支援小委員会に3名、農山漁村景観小委員会に3名、
   集落共生デザイン小委員会に1名、田園空間計画小委員会に3名、の応募があった。

   ⇒全員が各小委員会の委員として認められた。


2.2006年度大会関係

(1)司会依頼の返信状況
    返信のない方が多数いる。

      ⇒委員が個別に連絡をとって返事を促す。
(2)一押し梗概とセッションの講評
    今年度も実施する。

    昨年度は回答のない司会者がいたので、今年度は注意を促す

3.日韓農村建築交流
(1)2006年度日韓農村建築計画研究交流会(資料1)

    司会:岡田 → 岡田、李 に変更

    講演:5本 → 4本 に変更(李会長が辞退したため)

(2)2006年度韓国建築学会訪日団日程案(資料2)
    台風等で移動できない場合に備え、代替案も考える(→金/清水)

4.代議員による委員活動評価
  「概ねよし」という意見がある一方で、
  「(建築計画、農村計画、都市計画の各)委員会を統合してはどうか」

  「研究会等の参加者がすくないのが気になる」、といった意見が、例年通りでた。

   ⇒これらの意見に対し、農村計画の独自性を打ち出し、
    目に見えるかたちで成果をだす、という方向で対応してゆく。

    その一つに、本を出版して、その本についての講習会を開催し、
    そのことによって研究会等の参加者も増やしてゆく、というやり方がある。

5.アイデアコンペ
 ・6/15(消印有効)で〆切りであったが、
6/16の時点で
  応募数17(内訳:中越13、玄界島2、三宅島1、三重津波1)であった。
  (追記:6/19時点で45になった)

  ・7/7実施の公開審査会のやり方、審査員の研究室に
  所属している学生の作品はどう審査するのか?

  ⇒応募作品に名まえはつけない、番号で整理する

   各審査員は、審査用紙にその番号で選考する


6.国土交通省に対する国土形成計画についての提案
 「提言」という言葉は、学会の承認が必要(「委員会」も同様)のため、
  自由に使える「提案」を用いる


 (1)農村居住小委員会からの提案(資料5)(山崎)
    3つの疑問(重村)

    ・「農村拡張(開発計画)」から農村縮小」?→人口の問題?表現がちがうのでは?

    ・「複数(主に2つ)の居住拠点」については、もっとマクロにみるべき

    ・「環境管理公社」は時代に逆行しているのでは?

      なぜ「公社」なのか?自治体、組合とのちがいがわかるようにするべき


 (2)農山漁村景観小委員会からの提案(資料6)(説明:平田)
    さらなる提案(重村)

    ・交流人口、海外からのツーリストを意識して、「美村法」をつくる。

     これをさらにすすめて、国際観光推進+景観法をからめた積極的な提案がほしい。

     
⇒「農山漁村保全型景観法」?(=日本の農山村漁村の景観を享受する法?)

 (3)中山間地域組織小委員会(資料4)(説明:斎尾)
    リクエスト(重村)

    ・発想の整理はなされているが、もっと斬新な重点課題がほしい。


 (4)提案の骨格
    ・重点フレーズ+体系的裏づけ資料という2段構えにする。

    ・柱は以下の3本(表現は再考するが):

     「広域定住支援」;防災、医療、教育文化の観点から、農山漁村側から都市へ
              強迫しつつ(それにより「国土維持税」、「国土保全税」の
              徴収を可能に)、広域的な定住システムをつくる

                 ⇒交流人口を媒介として疎住地域をまもる
     「面的に美しい村を」;上記の「美村法」や「農山漁村保全型景観法」?と関連

     「流域を中心にした環境保全」;生命(有機的)循環を媒介としたシステムの構築


 (5)今後のスケジュール
    6/17の本委員会に提出した各小委員会の提案メモを主査幹事にメール送信

       6月中 各小委員会で修正提案を検討 →結果を主査幹事に送信
      7/2 那覇にて打ち合わせ(伊藤、岡田・・時間的に厳しそう、メイルで意見交換)
      7/7 10:00〜11:00 建築学会にて最終調整 (11:00〜 審査)

以上

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