農村計画委員長便り2  040512

4月12日 第1回学術推進委員会から
1. 東海地震等巨大災害への対応特別調査委員会発足
 委員長・秋山宏、土木学会と共同設置を含む
 
2. 委員会活動成果報告書提出状況
 対象委員会271の提出状況81%、農村計画は7小委員会のうち、3委員会しか提出なし。学会事務より督促通知。
 
3. 2004年度大会について
 
4. 小委員会の廃止・設置
 農村計画では、6小委員会(=農村計画情報交流小委員会、農村計画システム小委員会、田園建築・景観小委員会、農村エコシステム小委員会、集住文化小委員会、ラーバンデザイン小委員会)は継続、環境教育研究会は2年間の活動を終了して廃止のうえ、新たに成果の出版を目標に2年間の環境教育研究会を設置することが承認された
 
5. 2003年度委員会活動報告会(12月10日・1月21日)における代議員コメント記録
 農村計画に関連するコメント抜粋:A氏「・・・委員会の統廃合をすすめるべき・・委員会等に優先順位をつけて重点的に予算配分・・・本の出版やシンポジウムの開催だけではなく社会に対して積極的にかかわっていくべき」、B氏:「都市生活者にとっての農村認識という感覚が強い、活動を農山村・漁村一般に周知させるためには用語の平易化が必要」、C氏:「関係省庁への情報提供が必要・・現況調査の色彩が強い、なぜ農村だけが特殊なのか、広い目では都市計画の一分野とも感じられるし、部外者には存在感が希薄な委員会に感じられる」、D氏:「美田等の言葉に代表されるようにかつては日本の農村には自然と人工のあいだの中自然ともいうべき領域をうまくコントロールして美しい風景をつくりだす技があったように思う。日本のオリジナリティともいうべき技が忘れ去られたかのような感があります。こういった伝統的手法を現代社会の中で復活、普遍化できないのかといった研究成果もでることを期待します」、E氏:「建築計画委員会との関係を見直すことは難しいのでしょうか」、F氏:「エコミュージアムというキーワードがあったが、日本では環境省系の補助事業とリンクしたので自然科学系の話になっているが、エコミュージアムの生まれた欧米では文化的側面、建築的側面、景観的側面が強調されている。農村の景観の美しさ、そこでの暮らしと生業との関連性などもエコミュージアムを定着させるために重要である。そういうことに対して農村計画には強くコミットしていただきたい。また、文化庁から文化的景観という新しい概念が提唱されているが、これも農林水産業が作りだす景観を対象にしていて、伝統的建造物群と確実に住み分けがある。建築系でないとアプローチできないが、伝建とは違う分野の人たちがやっていく必要がある。農村景観の面から農村計画委員会に強く関与していただきたい。」


6. 2003年度特別研究委員会活動報告
 中国の住宅におけるエネルギー消費と居住環境問題  渡辺俊行委員長
 21世紀の計画系建築教育  香山壽夫委員長
 既存ビルの連結による街並み再生  藤井俊二委員長
 建築工事の請負契約の適正化  柳田克己委員長
 建築基準法・都市計画法の望ましいあり方に向けた提言  高見沢邦郎委員長
 地球環境時代における住環境教育  吉野博委員長
 エレベータ利用避難に関する計画手法・技術指針の検討  矢代嘉郎委員長
 日本における防犯環境設計の具体的主婦の検討  樋村恭一委員長
→農村計画のかかわる特別研究委員会は、21世紀の計画系建築教育と地球環境時代における住環境教育があり、前者は委員が公募されている(第2回学術推進委員会記録参照)。後者は、木下勇氏が委員になっているが、委員長から希望があればさらに参画してほしいとの要望を受けた。直接、吉野委員長に連絡を。
 

5月7日 第2回学術推進委員会から
1. 鹿島学術振興財団研究助成
 継続5件、新規2件、計7件採択。農村計画部門無し
 
2. 竹中育英会研究助成応募状況
 応募110のうち農村計画からの応募1
 
3. 委員会活動報告提出状況
 対象委員会271の提出92%、農村計画は7委員会のうち4委員会・57%しか提出がない。
→5月理事会の報告のうえ、pdfファイルでホームページに公開。5月11日中に提出するよう学術委員長より厳しい指摘あり。
→伊藤より、関係小委員会主査に連絡済み。
 
4. 2004年度大会→→プロ編&主査幹事会参照
・全発表題数 6514 前年比383増、史上最大、ただし、農村計画は前年比29減・88題
・講演時間8分 オーガナイズドセッション16分
・非公式行事申し込み 7月30日まで
 その他
 
5. 21世紀計画系建築教育特別研究委員会委員公募
 8名の応募があり、承認
 
6. 国土交通省「建設技術の研究開発助成制度」評価委員選出
 次回までに案
 
 
5月7日 プログラム編成会議
・農村計画部門90題(88題+他部門より2題受入=90題=一般81+OS3+PS6)
・97年度83題→98年度69題→99年度91題→00年度94題→01年度98題→02年度 108題→03年度117題と推移
 

5月7日 主査幹事会(旅費無し)
1. 大会論文発表活性化について/伊藤からの提案
・司会の方は講演者に助言、サジェスチョンをお願いしたい、セッションまたは優れた講演について講評をお願いしたい、一押しの論文を推薦して頂きたい
・本委員、主査幹事の方は都合がつく限り講演を聴き、講演者に助言、サジェスチョンをお願いしたい
・講評、推奨論文を農村計画ホームページで紹介する
・農村計画奨励論文の選考を考えたい
・大会時、農村計画懇親会を企画し活性化につなげる(→瀬戸口先生に依頼する)
 
2. 大会協議会/担当=三橋・神吉  8月29日(日)午後1時〜E312室
「環境資産活用の多面的な展開方向」(添付資料参照)
5月6日会告〆・5月下旬校正・資料集申請5月31日〆・原稿7月15日〆・または8月16日納品
・資料集用論文募集を工夫する
・環境資産活用取り組みや環境資産候補をネット上で募集する
・オーガナイズドセッション、および関連論文を29日の午前に配置
 
3. 大会PD/担当=後藤 8月30日(月)午前9時〜E312室
「住民自治の表現としての地域デザイン」(添付資料参照)
5月6日会告〆・5月下旬校正・資料集申請5月31日〆・原稿7月15日〆・または8月16日納品
・ポスターセッション、および関連論文を30日午後に配置
 
4. 本委員会委員案 (添付資料参照 )
・本委員定員35名
・農村計画では2期4年でローテーションを組む
 
5. 春季学術研究会/担当=黒野 6月20日(日)午後1時〜建築学会会議室
「美しい集落−私のフィールドノート」 (添付資料参照)
・資料は当日、各自コピー持参、A4サイズ、フォーマットは大会論文梗概にならう、40部、参加費会員1000円・会員外2000円・学生500円
・発表者・参加者に、各自が調査研究で作成した集落や住宅に関するフィールドノート、成果図などを持参して頂き、昼休みに廊下、壁に展示(関東支部+伊藤研)、討論の時間に数分の発表をお願いする。
・ホームページ上に掲載し、積極的に大学に呼びかける
 
6. メーリングリスト管理
・これまで情報交流小委員会・山崎義人氏が管理してきた
・メーリングリストは下記3種がある
all-aij-rpc@
aij-rpc@
syusa-kanji@
・山崎氏が神戸大に移っている、アドレスの更新、管理をスムーズにするためには本委員会幹事が担当した方がいい、当面、岡田幹事に管理をお願いし、いずれ他の幹事に
・ホームページについても管理・更新の担当者を検討する
 
7. 韓国農村建築学会/担当=川嶋 7月12日から6泊7日で東北へ(別紙資料参照)
・研究発表会、成果交流会などを盛り込んだコースを検討中
・十分な蓄積があるので、次年度は、公式に本委員会内にWGを設置する
 
8. 小委員会活動
・活動報告の遅れ、活動がみえにくいなどマイナス面を克服するためにも、春季学術研究会や大会協議会、PDなどとリンクした活動をお願いしたい
・小委員会活動の公開、あるいは成果の発表をお願いしたい
○集住文化 7月24日宮崎県諸塚村 公開研究交流会 
○ラーバン小委、環境教育研究会で出版企画
 
9. 本委員会スケジュール
 6月20日(日)午前10:30〜  建築学会会議室
 8月30日(月)昼休み 大会会場