農村計画ルックイン


別邸文化に学ぶ、田園と都市の新たな関係

- 小田原に見る20世紀の複数拠点の生活 -  

 近年では、農村と都市との新しい関係論が重要な計画的課題となってきており、 今年度の大会研究懇談会のテーマにも挙げられています。 サスティナブルな生活に向けての社会的な取り組みや情報通 信・交通網の著しい進展、 家族・コミュニティ像の再編などを背景にして、農村と都市をとり結ぶ新しい居住像 -特に、複数の拠点で生活を営むマルチハビテーションのあり様が考えられます。

  20世紀初頭の鉄道発達により小田原周辺は、明治以降、多くの要人の別 邸が建築され、 豊かな自然環境の中にインテリジェンス溢れる別邸文化が育まれ、新世紀を迎える今、 新しい居住像を考える上で示唆に富んだフィールドです。

  また、現在、同市では市民研究員を中心とする全国的にも稀な自治体シンクタンクを 設置して、別邸の保存を核としたまちづくりをテーマに研究に取り組んでいます。 本委員会は小田原市総合政策研究所の協力のもと、別邸文化を学ぶ見学会を企画しました。

  ふるってご参加下さい。

 

 見学予定の別邸
岩瀬邸
皆春荘
諸戸邸

 

 主催  農村計画委員会
 協力  小田原市総合政策研究所
 日時  9月21日(金)13:30〜(おおむね3時間程度)
 集合場所  JR小田原駅西口改札前に13:30
 定員  20名程度
 見学先  小田原南町の小田原文学館、板橋地区の皆春荘・老欅荘などの別 邸建築
 参加費  無料
 申込方法  参加希望者は8月18日(土)までに、FAX、E-mailまたはハガキにで 「農村計画ルックイン(小田原)申込み」と明記のうえ、参加者名、所属、連絡先を記入して、 下記までお申し込み下さい。

 申込み・問合せ

 小田原市総合政策研究所副主任研究員 山崎義人(早稲田大学大学院)  〒169-8555 新宿区大久保3-4-1                  早稲田大学理工学部建築学科後藤研究室                  E-mail:yamazaki@goto.arch.waseda.ac.jp               FAX :03-5286-3289

※上記の内容は建築雑誌7月号に掲載予定です。


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