[公開]農村計画委員会:
□ 研究会
「少人数社会のかたち#5 漁業と観光の結束点」異なる組織の協働のあり方
【主催】日本建築学会 農村計画委員会 集落居住小委員会
漁村では一般的に生産形態や居住形態の特性から、漁業従事者を中心に強い共同体的性格が維持される。
とりわけ漁業集落が観光資源を有している場合には、漁業と観光それぞれの生業が各々組織化され、時代の状況に合わせて協働してきた。
しかし、生業としての漁業と、エンターテイメントとしての観光はそれぞれに議論されることはあっても、その協働性が報告されることは少ない。
加えて、昨今の新型コロナウイルス状況下においては、それまでの大まかな傾向としてインバウンドに力を入れてきた観光界隈においても、マイクロツーリズムやエコツーリズムをキーワードに今一度観光のあり方の議論をするフェーズにある。
これらの状況をふまえ、本研究会では「漁業と観光の結節点」として、漁村でありながら古くから観光業も存在してきた加太において、これらが協力することで地域を更新してきた歴史と、協働精神の実態や現在の状況を紹介する。
担い手として、漁業、観光業、そしてこれらを継承する人やその組織的な吸引力に集まってくる人に焦点を当てると同時に、外部介入の視点から、大学の拠点設置による参与観察的な可能性についても広く議論する場とする。
この議論を通して、地域が内的なエネルギーを保持しつつ更新していくための、外部に対する姿勢や機能の切り出し方について知見を得たい。
日時 :2022年3月13日(日) 13:00-16:10
会場 :地域ラボ(和歌山県和歌山市加太�1459)からオンライン配信 (Zoomミーティング)
参加費 :会員 1,000 円、会員外 1,500 円、学生 500 円
*お支払い方法はクレジットカード、コンビニ/ATM、 PayPal 等です。
申 込:下記のPeatix サイトからお申し込み下さい。
https://shoninzu-shakai-05.peatix.com
〆 切:2022 年 3月 6日(日)
問合せ:青木 佳子(東京大学) aoyoshi@iis.u-tokyo.ac.jp
詳細については以下のチラシを参照ください。
→ 案内チラシ
プログラム
13:�00 ~ 13:10 挨拶・主題解説 (佐久間康富/ 和歌山大学)
13:10 ~ �14:50�話題提供(各�20 分)
「大学拠点における参与観察的取り組み」 (青木佳子/ 東京大学)
「漁業と観光の協働によるまちづくり」 (稲野雅則/ 加太観光協会会長)
「食を通じて漁業を発信 未来へ紡ぐ加太の漁業(仮)」 (西川晴麗/ SERENO・加美誠/ 加太漁業協同組合)
「漁業観光集落における地域教育」 (中山義之/ 加太小学校教員)
「ヨソモノ視点を生かした地域活動」 (真田陽平/ 東京大学大学院生)
14:�50 ~ �16:�00 ディスカッション (話題提供者+小委員会メンバー)
16:�00 ~ �16:�10 まとめ (平田隆行/ 和歌山大学)