No. 11
竹中東京新社屋
コミュニケーションを活性化し、情報共有を促進するワークプレイス
【提案者】 | 株式会社竹中工務店 | 【提案年月】 | 2006年11月 |
- 【概要】
- 高効率・高品質なワークプレイスの構築
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-「光の運河」を中心としたコミニュケーション溢れるワークプレイスの構築
-逆転の構成によるオフィスレイアウトとユニバーサルプランの採用
-新天井システムと高機能外壁 -
環境負荷の低減
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-働く人にも、まわりの環境にも、地球にも快適な環境計画
-自然の恵の最大限活用と自然に負荷をかけない工夫 -
コストパフォーマンスの追及
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-廃材や再生骨材の活用によりビルの美しさを極めながらコストパフォーマンスを追求
-BEMSの開発とB−MASSの導入により運用時のコストパフォーマンスを追及
-省資源と耐震・耐火性能によりビルの体力を高めながらコストパフォーマンスを追求

- 【空間(WORKSPACE)】
- 基準階レイアウト

- ワークステーションエリア
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・ユニバーサルレイアウト
・フリーアドレスデスクを用いたことにより、人数の増減にフレキシブルに対応でき、 組織の変化に柔軟に対応
・コラボレーションゾーンとのインターフェースに管理職席を配置し、コミュニケーションを活性化
・スタンダードは2種類
-設計部門はL型デスクを採用(図面を広げた仕事への対応)
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光の運河(コラボレーションエリア)
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・オープンミーティングエリアを広く設けることにより、いつでもすぐに打合わせができる環境
・偶然の出会いをサポートするオープンな中央階段やリフレッシュコーナー
社内どこでもワークスペース
・食堂や休憩スペースも個人集中作業やオープン打合せをサポートする
- 【道具(WORKTOOL)】
- セキュリティゲート

- セキュリティカード

- 館内のモビリティ対応
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どこでもワークを可能とした全館無線LAN環境
固定IP電話と構内PHSの導入 -
来客へのIT対応
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来客者打合せスペースにHotSpot(無線LAN)環境の設置
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ICカードによる物理セキュリティと情報セキュリティの強化
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社員証(ICカード)による入退室管理とPCネットワーク利用の本人認証
- 【働き方(WORKSTYLE)】
- フェースツーフェースコミュニケーションの活性化
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・横の物理的動線計画によるコミュニケーションの連続性・界隈性の創出
・低層建築による吹抜け階段利用促進によるインフォーマルコミュニケーション
中央階段
・ビル中央に点在配置した光庭によるフロア内、上下階の視界確保による『お隣さんの存在認識』
・オープンコラボレーションエリアを中央に配置し、部門間コミュニケーションの促進
- フェイスツーフェイスコミュニケーション

- コラボレーションゾーン

【実施例】- 樺|中工務店 東京新本社
銀座にある3ヶ所のテナントオフィスビルから2004年11月に東陽町の自社ビルに移転
移転後も運用WGによりオフィスコンセプトが継続して踏襲されるよう活動している
【受賞暦】- 第18回日経ニューオフィス賞 ニューオフィス推進賞
【紹介文献】- 新建築2004年12月号
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週刊東洋経済2005年2月5日号
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日経アーキテクチャー2005年2月21日号
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新建築2005年5月臨時増刊号
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