No. 17

ホンダ和光ビル

ユビキタス社会のワークスタイルに対応する分散コアのフレキシブルオフィス


 
【提案者】本田技研工業株式会社【提案年月】
【概要】
環境と建築、建築とインテリア、全てを通してホンダの理念「共創」を具現化しながら、個の力を高め、ビジネススピードに即応するオフィス環境を目指した。
ヒト・モノ・情報がはっきり見える空間では、お互いの活動を肌で感じながらのコミュニケーションが活性化している。タテ動線が集まるアトリウムには視線が立体的に交差するように斜めに渡されたブリッジ、ガラスのエレベーター、オープンな階段を採用。オフィス内の動線となるメイン通路には、様々なミーティング(MTG)スポットを設置。偶然と必然の出会い、知恵の交換などのフレキシブルなコミュニケーションが、新しいアイデアを生む。この閉塞感のない、きわめて開放的なオフィス空間には、いたるところで話し合いの中で新しいものを見つけていくホンダの「ワイガヤ」精神が息づいている。

【空間(WORKSPACE)】

1フロアを広く見渡しのきく無柱大空間としたことと、南北には吹抜け、中央にはアトリウム空間を設けたことで、社員がどこにいても一体感を得られる環境としている。
それと共に、周辺にはアイデアを形に移す様々なミーティング(MTG)スポットを配置している。それにより、オフィス空間のどこでもチームワークが活発に行える環境とし、ファシリティのルールとして、オフィス中央を横断するようにメイン通路(大通り)を計画している。その通路を動くことにより、オフィスの様々な場所を体感・体得できるようになっており、階段やELVにも同様の計画としている。人の動きや会話などの生情報を意識せずに、どの場所でもタイムリーに共有化できる仕掛けがなされている。
【道具(WORKTOOL)】
 
 
組織変更に伴う少数から複数までの人数に対して、連結・分解、再配置などの展開が可能な大型テーブルタイプの机を全体で採用。
アイデアを形にしていく上での、その場面(シーン)にあった多彩なミーティング(MTG)スポットを随所に設け、LANポートなど各種設備を十分な量だけ配置。
青山本社との情報の共有化を図るHondaTVが、意識せずとも受け取れるよう随所に設置され、青山−和光の役員間で迅速な意思決定がなされるように、簡単・すぐにつながるTV会議システムが導入。
人感センサーなどによる自動または手動で細かい照明・空調調整が可能。
【働き方(WORKSTYLE)】

 
自主自立の精神のもと、自分たちで働き方に応じたレイアウトを計画し実践するルールをとっている。(オフィスレイアウトガイド。インフラ設備に追従した、デスク・ミーティング(MTG)配置システム)
社員証ICカードにより、ホンダ和光ビル内の集中管理体制をつくっている。それにより、社員の退出管理や、食堂や売店などでのキャッシュレス環境を実現している。

【実施例】 【受賞暦】 【紹介文献】
  1. 第18回日経ニューオフィス賞受賞オフィス「ニューオフィス事例集vol.6」(社団法人ニューオフィス推進協議会)
  2. オフィス進化論(日経BP企画)A Working Environment Review「We35」「We36」(渇ェ村製作所)
  3. 新建築2005年12月号(叶V建築社)

【その他】
Honda TV
オールホンダのトピックスを青山本社、全国の製作所・研究所にて情報提供を行い全社の最新動向を従業員が常に知ることができるシステムの構築と運用 。
青山本社とのサーバーリンク
和光ビル内のみならず、青山本社とも同一のネットワークを構築し、移動先オフィスでも自席と同様の環境にて業務を行うことができる 。

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