No. 8
イトーキ関西支社
「Worker's Identity」個性と個性が響きあい、進化したコミュニケーションを誘発するオフィス
【提案者】 | 株式会社イトーキ | 【提案年月】 | 2005年3月 |
- 【概要】
- 「個性と個性が響きあい、進化したコミュニケーションを誘発するオフィス。コミュニケーションの「質」と「スピード」を高め、「機会」を増やすことが、ナレッジワーカーの知的生産性を向上させ、強い個人、強い組織をつくりあげる。」を目的にノンテリトリアルオフィスを構築し、シミュレーションを通じて検証をはかる。
- 【空間(WORKSPACE)】

8F法人販売部オフィス鳥瞰パース:事務処理からコミュニケーション主体のワークスタイルへ。画一的でない自由なレイアウトが自立をうながす。
モバイラーズサークル:
フリーセッティングのメインワークプレイス。仲間の動きがわかる学びのスペース。
インフォメーションボックス:デジタル・アナログのさまざまな情報との出会いの場。-
お客様に対してウェルカム、自分たちのオフィス・個性を表現するグラフィックウォール。
アナログ情報のブラウジングスペース。自販機やキャンディーボックスを備え人が集まる空間。
ノンテリトリアルオフィスをサポートするパーソナルロッカー。唯一の個人収納庫、内部にコンセント、帰社時などに携帯電話やPCを充電。
マネージャーを集めたマネジャーゾーン。入り口近くに設置し、部下の入退室時に打合せや、管理者同士のコミュニケーション確保。
ワーカーのメインワークプレイス「モバイラーズサークル」。フリーセッティングで仕事の内容や気分にあわせる。
- 【道具(WORKTOOL)】

コラボレーションボックス:円形のテーブルと即座に情報を映し出せるプロジェクターがコラボレーションを加速。
コンコンコール:
無人受付システムのタッチパネル。
- 「Worker's Identity」のコンセプトロゴ表示するグラフィックウォール。
- 無人受付システム
- 内線で呼び出すコンコンコールシステム
- 情報発信システム
- 「リアルインフォ」のデジタル掲示板
- イトーキオリジナル在席表示
- スケジュール管理のプレゼンスシステム。レイアウト上に顔写真が表現され、誰がどこに居るかが分かるノンテリトリアルオフィスの必需機能。
- 情報共有システム
- 「インプレス21」で、汎用提案書、家具図面、家具フォト、納入事例写真など書類・画像系のデータベース活用。
タッチパネル式リモコンAVシステム。 - 無線LAN
- 【働き方(WORKSTYLE)】

コラボレーションボックス:コミュニケーションの質を変えるソファーやデジタルとアナログの最適化。
- イトーキノンテリトリアルオフィス
- 「Worker's Identity」のコンセプト実現。
さまざまな、又、組織横断的なコミュニケーションを活性化させる。
コミュニケーションスタイルに応じて選択できる場を装備。
自然に人が動き、交流してしまう。
他のワーカーの立ち振る舞いが影響を与えあう「学びのオフィス」。
最適のITソリューションを取り入れたオフィス。
自由と責任・自立して仕事を進める。
それぞれのアイデンティティがそこに存在、自らを表現できる。
環境と仕事に魅力を感じモチベーションを高める。
内と外がシームレスにつながるIP携帯電話。
【実施例】
【紹介文献】- 同時期に構築した東京オフィスを含む紹介記事・・・日経ストラジー、日経コミュニケーション、三幸エステート「オフィスマーケット」誌、フジサンケイビジネスアイ、近代家具、週間ダイヤモンド、朝日新聞夕刊、日経産業新聞、イトーキ刊行誌「アイズ」等。
【その他】
- 「働きやすさサーベイ」「オフィス満足度調査」を改善前と改善後に実施。満足度調査においては、全ての項目に満足度はアップしており、特に身体的項目と効率的項目の評価が高い。これはノンテリトリアルオフィスという新たなワークスタイルとワークプレイスは、基本的なオフィス環境が構築されたとの評価であり興味深いところである。。
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