大学・地域デザイン小委員会
サステイナブルキャンパスWGは、本小委員会の前身であるキャンパス計画小委員会・キャンパス・地域連携小委員会の設立目的を引き継ぐ形で、都市計画的視点を持ちながら、大学のキャンパス計画そのものに着目しながら、地域計画への応用手法を検討し、 次世代のキャンパス像・地域社会像を明らかにしようとすることに特徴がある。
設置目的は、以下の3点である。
1.大学のアカデミックプランを支えるキャンパス施設環境の計画とマネジメントを地域との関係を含めながら戦略的に実行していくための方法論と整備水準の検討。
2.持続可能な地域社会を実現するために、大学キャンパスをモデルケースとした「サステイナブルキャンパス(以下、SC)」の計画手法の検討。
3.都市計画や建築計画の分野だけにとどまらず、様々なサステイナビリティに関する研究成果を統合プラットフォームとしての大学キャンパスに組み込むための計画とマネジメントの手法の検討
4.次世代のキャンパス像、地域社会像を明らかにする。
2009年から2012年にかけては、以下の活動を行ってきた。
•SCの実現を目標とした国内外ネットワークの構築
•持続可能な地域の実現に貢献するSCモデル構築に関する研究
•SCに関わる情報発信と提言
SCとは、「地球環境に配慮した教育研究環境の実現」であるというのが一つの考え方である。しかし、これは物理的空間としての教育研究環境という文脈で使われているもので、フィジカルな意味でのサステイナブルキャンパスであり、いわゆる省エネ型のグリーンキャンパスという言葉と同義だと考えられる。
SCWGでは、このフィジカルな部分(グリーンキャンパス)に焦点を当てることはもちろんであるが、加えて、グリーンキャンパスの実現が、教育・研究・社会貢献という大学のミッションや、大学のマネジメントと有機的に結びつきながら、大学の持続可能性に関わるキャンパスの課題を解決しているものをSCとし、その達成が社会にとってより大きな成果となる方法論をみつけたいと考えている。
๏サステイナブルキャンパスWG
2013/04/01